運命の糸 (ページ12)

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分かってるページ12

『分かってますよ。』

『そもそも最初から鬼は陣地の前で待っとけばいい話じゃないですか。なのになんででしょう。』

「まだ何かありそうだね」

「俺も行くよ」

『死なないでくださいね』

「君もね」

そんな会話をして、目的の場所へ向かう。

406号室。
弾丸が打ち込まれたドアをみると鳥肌が立つ。

「君も分かったんだね」

「あぁここが陣地だ」

話し声がして前をみるとアリスくん

『あっ！タイプの…』

「え？」

タイプなんて言われて少し照れくさそうにするアリスくん

「おーい。時間が無い」

そう言われてチシヤさんから残り3分と表示されたスマホを突き付けられる。

「行くしかない」

どこか覚悟を決めたアリスくんに続き私も後に続く。

部屋に入り、奥のドアに手をかけたとき後ろで気配がした

『待って！まだ鬼が！！』

そう叫ぶと後ろには鬼が

予想は的中。銃をうち放ち、チシヤさんは外へ。アリスくんと部屋の中に取り残され、選択肢は鬼と戦うこと以外無くなった。

部屋の横にはボタンが

「2人同時に押してクリア」

『嘘でしょ？』

鬼がアリスくんに銃を向ける。
お腹に蹴りを一発。
戦えるけどいつまで続くんだ！

「だめだ。戦いながら押すのは無理だ」

アリスくんが部屋の窓から叫ぶ

「誰か来てくれ！406にいる！！！2人じゃないとクリア出来ない！！」

その時、私の顔に銃が掠った。
だめだ…死んじゃう…

私に銃を向けられ、死を覚悟し目をつぶる。だが攻撃は来ない。目の前にはチシヤさん。手に持っているのはスタンガンだ。

『チシヤさんっ！ありがとう助かった！』

でも鬼はすぐに目を覚ましまた銃を打つ。

それと同時に窓から女の子が

「呼んだ？」