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『失礼する!カナヲ、交代しよう!胡蝶様のご命令だ!』
「分かった。」
私がカナヲに声を掛けると、1人の赤みがかった髪と瞳を持つ少年と目があった。
「貴女は誰ですか?」
突如現れた私に驚いた少年は、ビックリしつつも、名前を尋ねてきた。
それと同時に「スンっ。」と、鼻を鳴らし匂いを嗅いでいた。
「嗅いだ事がある匂いだ。そうか!髪色が炎のような柱の人の匂いが混じっているんだ。恋仲なのか?あれ?あと何か怒って…いや、嫉妬…?」
いきなりそんな事を言い出すのだった。
『む。人に名を聞く時は、先ず自分の名を名乗るのが礼儀なのではないか!?それに、何だ、初対面だぞ!?師匠と恋仲だと!?今はなれないけど、いつかなれたら…って!!そんな事言わせるなっ!!
それと、人の感情を読み取り、口に出すなっ!!』
師匠に褒められてた竈門少年の事が羨ましくて、まだ少し嫉妬していることに気付かれた。
「すいませんでしたっ!!俺の名前は竈門炭治郎です!!」
『む!師匠が言ってたのは君か。私の師匠の名前は煉獄杏寿郎様だ!!そして、私は師匠の継子の獄寺Aだ。今日は、師匠より君に会ってくるよう仰せつかった。それと、胡蝶様より機能回復訓練の相手をして欲しいと。手合わせ願おう!』
「継子の方でしたか。だから、Aさんの匂いは煉獄さんの匂いが混じってるんだな。」
ポンっと、手を打ち納得していた。
『むっ!?先程も言っていたが、どういう事だ!?師匠の匂いが混じってる!?』
スン、自分の匂いを嗅いでみるも洗剤の香りがするだけだった。
「俺、鼻が効くんで匂いで分かるんです!人の気持ちとかも。ちなみに、名前はどうやって書くんですか!?」
『よもや!!鼻が効くという次元なのか?漢字は、こう書く。』
と、説明しながら空に書いた。
「そう書くんですね、ありがとうございます!この場に居ませんが、耳の良い善逸も音で分かりますよ。」
『善逸…?まだ、他にも療養している隊士が居るのか?』
「はい!俺の他にあと、2人居ます。」
だから、胡蝶様は“彼ら”と仰ってていたのか。
訓練場を見回す。
だけど…
『その2人の姿が見えないが…?』
この場に居たのは、カナヲとすみ、きよ、なほと、この目の前の炭治郎のみ。
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こっちゃむ(プロフ) - 柑橘系さん» 柑橘系様、コメントありがとうございます! そんな褒めて頂けるとは!有り難い限りです!実は、本編終了後の方がメインだったりします。笑 楽しんで頂けたのならば、作者冥利につきます。(*^^*) 最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!(*^^*) (2020年10月27日 22時) (レス) id: 04ce2c00fd (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系 - え、、、??貴方様は天才ですか????本編終了後とかもあるなんて最高じゃないですか!!すごいです!!!尊敬します!! (2020年10月26日 21時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - 飛鳥さん» 飛鳥様、コメントありがとうございます!良く分かりましたね!!(*^^*) 替え歌です!気付いて頂けて嬉しいです(*゚∀゚*) ハッピーエンドで終わらせる事が出来て良かったです(^^) 2人は幸せに暮らしていきます!(^^) 目を通して頂きありがとうございました!(^^) (2020年1月20日 7時) (レス) id: 28f6e76fef (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 途中のはやはり紅蓮華の替え歌でしょうか!?最後!!結ばれて良かったです....お幸せに!! (2020年1月18日 23時) (レス) id: b31001c27f (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃむ(プロフ) - ロアさん» ロア様、コメントありがとうございます!(*^^*) 予想外でしたか?(^^) 楽しんで頂けたみたいで、大変光栄です! 最後まで目を通して下さりありがとうございました!良いお年をお迎えください(*^^*) (2019年12月24日 14時) (レス) id: d587bb3c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こっちゃむ | 作成日時:2019年12月2日 2時