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なんとか部屋を確保出来たので、次は隣の家へご挨拶に行こうと思う。
我が家が角部屋なので、お隣さんは1家族しかない。
2人と同い年の子も住んでいるのでちょうど良い。
『宿儺、悠仁!ちょっと、お隣さんのお家に挨拶行こうか。』
宿儺はチラッとこちらに視線をやり
悠仁は、「おう!」と、元気良く答えた。
居るかなぁ。
ピンポーン。
「……留守だ。」
あ、居るじゃん。
『えー!?開けてよ!』
「帰れ。」
ガチャ。
「どうぞ。」
子供が出迎えてくれた。
あんな大人とは大違いだ。
『優しいね!!』
よすよすーと、頭を撫でてあげていると、その子の背後から、帰れと言った大人の声がする。
「おい、勝手に開けん…な……は?」
「……だれ?」
私の背後に居た子供2人を見つけた大人は固まり、小さい子は子供の事を尋ねた。
「お、おれ、いたどりゆうじ!」
「いたどりすくなだ。」
「ふしぐろめぐみ。」
『って、事だからさ。ちょっと教えてよ。』
「どう言う事だよ!!!」
ね?と視線で訴えると、はぁ。と溜息を吐きながらも
「恵、あっちの部屋で遊んで来い。」
恵にそう声を掛けたのだった。
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作者名:こっちゃむ | 作成日時:2021年2月2日 13時