26 ページ42
カンファレンスを終え、教えて貰った部屋へ行くと、点滴を施された藍沢が寝ていて。
解熱剤が聞いてきているのか、汗ばんでいる額。
と、そこに名取が入ってきた。
名取「藍沢先生…、あれからどうでした、?」
「…あぁ、戻したり、熱出したり、魘されてたりしてた。…魘されてたせいか過呼吸になったりもあったし…。昨日落ち着いてからちょっと聞いたんだけどな、警察の方も手がかりも何もなくて、見張りしてても何も無かった。…見張りは今してないらしい。」
名取「…そう……ですか。…あんまり無理させないように言い聞かせないとダメ、ってことですね。藍沢先生の事だから、大丈夫なんて言葉言わなさそうですし。」
よく分かってんな、笑
なんて言う会話をしていたら、藍沢が目を開けた。
「あ、藍沢!体調どうだ、?ちょっとはマシか?」
藍沢「…っ、あぁ……」
「…帰りは車だし、まだまだ時間はあるからゆっくり休んどけよ。ここなら医療器具揃ってるし、医者ばっかなんだから、家でもし無理してるならその分休め。」
藍沢「…あぁ、すまない……」
「…じゃあ、俺もう行くな。」
そう言って名取と部屋を出た。
***
あれから、数時間経って、今は辺りが暗くなってきた。今日は大きな事故もなく、2回ほどヘリが飛び、3人くらい白車で搬送されてきたくらいで、いつもに比べれば少ない方だった。
冴島「もうそろそろ上がれる時間よ。藍沢先生見てくるわ。」
「分かった。…じゃあ白石、先上がらせてもらうな。」
白石「えぇ、藍沢先生のこと、よろしくね。」
「おう!ちゃんと見とくからよ!」
そう言って医局を出て、着替えてから藍沢の元へと向かう。
病室に入った時にははるかがちょうど荷物整理を終えたところで。
冴島「あ、やっと来た。…さぁ、藍沢先生、車行きましょう。」
はるかが声をかけ、俺が藍沢を支えて、はるかには車をまわして来てもらうことに。
**
藍沢を無事車に乗せ、家に向かった。
また藍沢を支えながら家の前まで来ると、
ドアに張り紙がしてあって。
消えろ
ここに居るんだろ
迷惑だ
なんて書かれた紙があって。
冴島「…こ……れっ!!」
藍沢「…っ、」
……藍沢がここにいることまでバレた、か…。
帰りも気をつければよかった……。
「藍沢、大丈夫だk…「お…れ、の…せいで、藤川…まで…こん…な、」
「…藍沢。とりあえず、中入ろう。」
224人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「体調不良」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuuftykk(プロフ) - バナナ7さん» ありがとうございます!!リクエストにお応え出来ていたのなら良かったです…!!これからも頑張ります!! (2019年1月10日 19時) (レス) id: b775334b67 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ7(プロフ) - リクエストにお答えいただきありがとうございます!冗談抜きに想像していたどうりだったので嬉しかったです!これからも頑張ってください! (2019年1月8日 19時) (レス) id: 0e39ffe2b2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 今の話を頑張ってください!無理はしないでください。応援してます! (2018年11月18日 21時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
yuuftykk(プロフ) - 琥珀さん» コメント&リクエストありがとうございます!!今書いてるのが思った以上に長引かせてしまったので早く終わらせて琥珀さんのリクエストも書けるように頑張ります!! (2018年11月18日 21時) (レス) id: c79561431b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 診察とか治療は病院嫌いなので嫌がって欲しいです。それで無理やりされて欲しいです! (2018年11月18日 18時) (レス) id: f876d72237 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:自鳴琴 | 作成日時:2018年9月21日 20時