大炎上祭-12- ページ1
西条「…それがお前の素か?」
A「西条君…」
正直忘れてました…
そんな彼は驚いた感情を抑えつつ、無理に余裕な顔を作っていた。
これは僕だから分かるんだろうけど、彼も白のファンだったと思う。…悪い事をした。
西条「違うだろ?俺が見たいのはお前の底の部分なんだよ…本当のお前なんだよ」
A「……」
マ「おっと!皆さんが目を離してる隙に炎上ゲージがMAXに!って、今ゲーム中ですよ!!忘れてませんか!?」
男「そ、そうだった!」
男「忘れてた…」
女「これで全焼…!」
女「やぐらが崩れる…!!」
大きな音を立てながら、ヤグラが崩れていく。
マ「ハイ!これにて終〜〜〜了〜〜〜!」
やっと終わりか…
だけど、それは間違いだった。
マ「…なわけないでしょ!!」
燃え盛る炎の中から、
【祝!やぐら"上段"焼失】
そう書かれた看板を掲げた、小さいマーブルがいた。
「「…………え…?」」
マ「まだやぐらは"下段"が残ってます!」
女「え、ゲージ復活した…?」
男「え…?300ℓ?」
さっきは50ℓだったから、その6倍…!?
マ「しかし、なんですね!せっかくのお祭りなのにまだまだ盛り上がってないですね〜〜!炎上の勢いももっと欲しいですし…
まだまだスマホの中に、"特大燃料"隠してる人もいるんじゃないですか〜〜〜?」
そう言われて僕含め、周りが体をビクつかせる。
マ「なので!少しばかり"手伝って"あげます!」
手伝う?何か嫌な予感が…
マ「シャッフルタイム!!」
マーブルのその掛け声と共に、淡い光に包まれたスマホが僕の手元から消え、誰かのスマホが一瞬で僕のスマホと入れ替わる。
つぼみ「……!?スマホが…!?」
マ「言ったでしょ?"皆で協力して…って!
今、皆さんの手の中にあるのはチーム内の"誰かのスマホ"!
他人だったら思う存分"個人情報流出"させられますよね!?
さぁ…ここからが祭り本番ですっ!!」
他人のスマホを覗ける…他人にスマホを覗かれる!?
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ユトナ(プロフ) - sikuraさん» 短い文なのに気持ちが伝わってきてめちゃ嬉しいです。読んでくださりありがとうございます! (2020年3月19日 21時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
sikura(プロフ) - え、、好き (2020年3月14日 20時) (レス) id: 8625e8b290 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - 山さんさん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです! (2020年1月23日 6時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
山さん - やばい、男主の性格好きかも← (2020年1月17日 3時) (レス) id: 926db107d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - さきさん» 更新楽しみにしていて下さり、ありがとうございます!少々お待ちして頂く形となりますが必ず更新しますので、楽しみにしていて下さい。夜分遅くに失礼しました。 (2020年1月6日 1時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユトナ | 作成日時:2019年7月18日 12時