104.再会 ページ7
朝食を終え、また歩き出す。
さっきよりは回復したが、良くはならない。
視線に映る虫、独特な風の流れ、木々のざわめき、歪な道で不規則な歩み、嗅いだことのない生物の匂い。本当に最悪な場所だ。
で、あの根っこは僕の記憶が正しければ落ちるっと。
はぁ……
不安に駆られながら、周りの
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ドサッ
「うわっ」
「痛っ！」
「うおっ」
「ギャっ！」
暗闇の中、聞こえる音を特定しながら、
エマ達も無事を確認し合い、もしかして他の
だから僕はドンにランプを灯すよう指示し、僕らがこの場にいることを知らせる。
「エマ！」
最初にクリスティがそれを見つけ、エマにランプの存在を知らせる。
「エマー」
ギルダがエマの名を叫ぶと、それが聞こえたエマもギルダの名を叫ぶ。
「！、ギルダ！？ギルダーー！！」
「エマだ！エマー！！」
エマの声がする方へみんな走って行き、無事合流することが出来た。
「よかった、みんな何ともなくて」
抱きついてきたアリシアとイベットを受け止め、みんなの無事を喜ぶエマ。
離れていた
「良かった…無事で」
少しの衝撃と、心底安心したレイの声が耳元で聞こえる。
突然のことで、レイに抱きしめられていたことに気づくのが遅れた。
力強く抱きしめられ、それ程までにレイが心配してくれていたことを知る。
「レイも無事で良かった」
戸惑いと照れを隠し、僕もレイの背中に手を回した。
「ねぇエマ、見てー」
クリスティが駆け出し、指差す方向に顔を向けると、自然と周りの光景が目に入った。
「何だ、この空間は…」
僕から離れ、周りを見回すレイは、その光景に驚きの声を漏らしていた。
辺り一面に張り巡らされた根。
地上にもいた虫が飛び回っていて、羽音がうるさい。
地面には見たことのない植物があちこちに生えていた。
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ユトナ(プロフ) - 茨の谷の第二王子さん» ありがとうございます！夢主君の顔にはすごく力を入れているので、そう言って頂けてとても嬉しいです！ (2022年3月15日 0時) (
レス) id: 38c56725bc (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第二王子 - 面白いです！そして夢主お顔がよろしい！ (2022年3月15日 0時) (レス) @page17 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - 桔梗さん» ありがとうございます！ (2021年4月16日 20時) (レス) id: c75326f28d (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - 楽しみです! (2021年4月16日 20時) (レス) id: 8ef62998d5 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - りんごりんごさん» 面白いと言って頂けてとっても嬉しいです！応援ありがとうございます！！ (2021年4月11日 7時) (レス) id: c75326f28d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユトナ | 作成日時：2021年2月24日 0時
