3.鬼ごっこ ページ3
学校代わりだというテストが終わり一息つく。
うん、いつも通り。
僕のスタンスは変わらない。
特に何をする訳でもなく、ただ流れに身を任せるだけ。
下手に突っ込んで流れを変えたくない。
「結果を返すわね〜
ノーマン、レイ、エマ。すごいわ3人とも！また300点！
前でエマがママに褒められて喜んでいる。
ちなみに僕の点数は268点。
「後もう少しね。でもよく頑張ったわ」と、ママが褒めてくれた。
テストが終わり、洗濯と昼食を終えれば、外で思いっきり遊ぶ。
頭を使った後は、体を使う番。
今日は鬼ごっこをすることになり、ジャンケンで勝ったノーマンが鬼になった。
「レイは？」
エマがストレッチをしながらレイを誘う。
「パス」
「チェッ、たまには混ざれば良いのに。Aは？」
僕も今回は断った。
まだ頭がボーとするからだ。こんな日は無理をしないで、木陰で空を眺めるに限る。
雲ってなんでずっと見てられるんだろうなぁ。
10秒数え終えたノーマンが森に向かうのを見送り、レイの本を
瞼が重い…
昨日は眠れなかったからだろうか。
いつのまにか僕は、夢に落ちていった。
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昔、一度だけ内緒で行った「門」。
普段は閉じていて誰もおらず、廃墟みたいだった。
窓を覗けば部屋があり、本棚もあったが外の世界についての本は1冊も無かった。
ま、そりゃそうか。僕みたいに"目が良い"子供に見られでもしたら大変だしね。
『ねぇ、「外」へ出たら何がしたい？』
エマの質問に「鬼」を思い出し、それを払うべくエマに同じ質問をした。
『キリンにのりたい！』
『がんば』
エマのその回答にレイが冷たく返す。
『この門扉、内側からは開かないのかな…
一体何から僕らを守っているんだろう』
ノーマンが柵を掴み、中を覗きながら呟く。
理由を知っている僕としては無言を貫くことしか出来ない。
『「いい？門と森の奥の柵へは…危ないから近寄ってはだめよ」……か。あんなの嘘に決まってるだろ』
同じく知っているレイはそんな事を微塵も感じさせないよう振る舞っていた。
『そうかな』
『ちぇっ、大して面白くもなかった。バレない内に、さっさと戻ろうぜ』
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「また捕まっちゃった〜〜っ」
エマの声で目が覚めた。
懐かしい夢を見ていたみたいだ。
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ユトナ(プロフ) - この小説、読むのすごく楽しいです！さん» ！！！！わぁー！確かにそうですね！！画像差し替えときます！教えて下さりありがとうございます！！ (11月4日 8時) (
レス) @page23 id: 38c56725bc (このIDを非表示/違反報告)
この小説、読むのすごく楽しいです！ - 男主くんが１１歳なら誕生日は2034年の4/27だと思います！ (11月4日 0時) (レス) @page23 id: f9b3253e9b (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - かえるくんさん» アドバイスありがとうございます！でもプレッシャーには感じてないので安心して下さい！番外編は入れようと思ってましたがwあともう少しで更新は出来そうなので、頑張りますね！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: e3aba1b098 (このIDを非表示/違反報告)
かえるくん - もしプレッシャーに負けそうとか、ネタが思いつかないとかの時は番外編を入れるとモチベ上がりますよ！更新頑張ってください！ (2021年1月24日 15時) (レス) id: 8379750216 (このIDを非表示/違反報告)
ユトナ(プロフ) - ぽうんどけーきさん» お心遣いありがとうございます！必ず戻ります！ (2021年1月20日 18時) (レス) id: ecfc7fa73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユトナ | 作成日時：2021年1月5日 16時
