検索窓
今日:8 hit、昨日:13 hit、合計:107,594 hit

胸の中の秘密 ページ29

紗英side




大きくて、激しい台風の日。

私達の学校は総下校の時間が早まった。

私は買い物をして帰ろうと思って、赤塚スーパーへ向かった。




酷い風の中、スーパーへ思い足取りで向かった。

いざ、スーパーに入ろうとした時、誰かに引き寄せられた。




「…!?」




私はそのまま、スーパーの近くの路地裏に連れてこられてしまった。




「な、なん…ですか…?」


「君さ…可愛いねぇ…」


「は…?」


「あれ〜言わないと分かんない?要は、俺達と遊ぼよ〜」


「ひっ…」




私は逃げようと足を踏み出した。

無論、逃がしてくれるわけもなく、簡単に捕まってしまった。




「やだっ…やめて下さい…!」


「え〜いいじゃあ〜ん。大人の知識が増えるよ?」


「いやっ…嫌ですっ…!!」




大人の知識…

やばい予感しかしない。

何としても逃げなきゃ…

誰か助けて…




「やめてっ!離してよっ!」


「いーじゃん!ちょっと付き合ってよ〜!」




私が暴れていると、

一人のヒーローが現れた






『おにーさん!なーにしてんの?』






私のヒーローは隣のクラスのAちゃんでした。

あっという間に男の人達を追い払ってくれた。

凄く怖かった。お礼を言いたかった。

けど…




「っうぇ…ひぐっ…」




私は泣き出してしまい、そのまま逃げてしまった。

家に向かって、全速力で走った。




「あぁ…うっ…ひっく…」




雨の中、傘も刺さずに走った。

いつの間にかしていた怪我の痛みも忘れて走った。

ただただ走った。

苦しいのも分からなかった。



_____________




「…紗英!紗英!」


「んぁっ…?」


「どしたの?ボッーとしちゃって。珍しいね」


「あはは…ちょっとね…」




いけないいけない…授業中に思い出してしまった。

真面目にノートをとらないと…




『Aっ!!』




隣のクラスから叫び声のようなものが聞こえた。

呼ばれていた名前がAちゃんだったせいか、思わず立ち上がって教室を飛び出してしまった。




たまたま開いていた後ろの扉から教室を覗いた。

私の目に写ったのは






《窓から落ちたAちゃんだった…》

最初で最期の走馬灯→←さよなら三角また来て四角



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , 学生松
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きゃらめる - 楽しかったし感動しました!死ななくてよかった! (2017年7月18日 18時) (レス) id: ef3996e9aa (このIDを非表示/違反報告)
神野 赤月 - ぅぅぅぅぅぅ!し、死ななくてよかったー!ヽ(;▽;)ノ (2017年7月16日 20時) (レス) id: 1f93e928e5 (このIDを非表示/違反報告)
こと松(プロフ) - 名前さん» 見てくださっただけで感謝です!意味不明な部分やつまらなかった事は本当に申し訳ありません。もっと修行して、名前さんに楽しんでもらえる作品を作りたいと思います! (2016年9月5日 21時) (レス) id: 9f44f3b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こと松(プロフ) - のり巻きご飯さん» お祝いコメントありがとうございます!アンケート、了解しました! (2016年9月5日 20時) (レス) id: 9f44f3b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
のり巻きご飯(プロフ) - 完結おめでとうです♪1でお願いします^^ (2016年9月5日 20時) (レス) id: 8bfa91c907 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こと松 | 作成日時:2016年7月2日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。