第7班を支えたい！番外編 (ページ1)

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現実問題の話幼少期ページ1

カリカリと紙に数式を書いていく

「・・・ふー・・どーしたもんか・・」

うちは一族の事件から早1ヶ月が経った

ナルトとサクラはサスケが心配なのか家に帰ることはあまりなく、ずっとAの家で過ごしている
サスケもその暖かさを弾くことなく受け入れ、3人仲良くくっついて夢の中

小さい手と体をめいっぱい使って、修行をしながら、辛い現実に立ち向かおうとする姿は痛々しくも立派だ

それを見守ると誓ったのも自分だし、強くして守れる人を多くして欲しいとも思う

が

大人になって(いやまだ13歳だけども)一人前の忍として働き暮らしている一人暮らし(？)には大きな問題が直面した

金が、圧倒的に足りない

念の為とギリギリまで貯めた貯金
月々の給料

いくら中忍になったとはいえ、任務はカラモ達と一緒
つまり中忍としての手当数万がプラスで下忍の給料と変わらない

たった数万でも有難いことだが、食べ盛りの子供達にはたった数万は一瞬
水道光熱費も切り詰めてギリギリ

こんな早々に多めに貯金を切り崩す羽目になるなんて思わなかった

挙句修行修行で服やら靴が消耗品が増える増える

たまにサクラが春野家からと言う差し入れと、食費だとくれたお金が有難いことこの上ない

食に関しては妥協はしたくないし服だってそう

が

毎月赤字になる計算だ

「・・ヤベーな・・」

「ほんとだね」
「うおっ！？っっっっ！？」

ヨッ！と背後にいつの間にか立っていたカカシに一瞬大声を出したが堪えた

「・・・ふ、ほうしんにゅう・・・」
「あ、うん、お邪魔してるよ」
「・・そうですね、お邪魔されてますね」
「いやー、しかし、出費凄いね」
「・・まぁ、仕方ないですね・・中忍の仕事いっぱい詰めるのはリスクとナルト達ほっとくことになっちゃうし、さっさと上忍に上がれたらいいけど、そうも言ってられないから・・」

どーしたもんか・・・

「・・・ねぇ、火影様から貰ってないの？お金」
「？給料貰ってますよ？」
「いや、そりゃそうでショ、じゃなくて、サクラはともかく、ナルトとサスケの生活費」
「貰ってないですけど・・」

私が育てるって言っちゃったし、家族ですしそりゃぁ

あ、なんだろ、もの凄いカカシさんから呆れてるオーラが・・

「あのね、それはそれ、これはこれでしょうが、というか高々12.3の子供が家計簿って、付けないのは逆に危なかったけども、いやもう・・これはAが悪いわけじゃないんだけど、はぁ、そう言うとこあるよね・・」