第7班を支えたい！参

波乱な中忍試験　18 ページ21

「全員大蛇丸に向かっちまって全員来れねぇ・・30・・居るか」
「・・・いや、もっと居るね・・」
［A！ナグリ！ワリぃ時間かかる！］
［［了解！］］

(来る！)

バサッ！！と音を立てて現れたのは30人所ではない人数だ

(え、待って・・この人達“全員同じチャクラで動いてる”)

「こ、いつら死体か！？しかも目が白い！日向の」
「・・・いや、これは・・ちがう、日向じゃない・・・」

「「「「「「「「「「月守の生き残りは貴様か」」」」」」」」」」
「！？」

全員が同じ声で発した

(これは、マジで・・さいっあくだ・・)




「っは！くそっ！」
ズシャ！と血を出させるように倒していく
どうやら血液とチャクラを混ぜ合わせ強制的に動かし動いているようで、ある程度の出血をさせれば動かなくなるようだった

だが、そのある程度も普通の人間が流して動かなくなる量ではなく、およそ8割という大量の血液を流すことが必要らしい

確実に何度も仕留めなくてはならず気絶させることなど効果はない
挙句戦闘力もそこそこあるからやりずらくて仕方がない

(ゾンビよりタチ悪いんじゃないコレ！！)

「グァ！」
「！？ナグリ！」
「だい、じょぶだ！！」

腕、足、顔、腹・・
もう体中から血が流れている

攻守眼で戦うAよりも余程神経をとがらせて戦っている
普通に戦う中でこれほどに血を流させることを重視することなんてなかったのだ
何度切っても、刺しても立ち上がってくる
向かってくる


全然・・大丈夫なんかじゃない・・ぜんぜん


着実に人数は減っている
減ってはいるのだが、まだ数十人はいる

挙句日が落ちる寸前だ
足場が悪い上に暗くなるのはキツイ

「っく！あんましたくなかったけど、っ、下に降り」
下に降りるよと声をかけようとした時、視界の端でナグリの足元のチャクラが歪み、下に落ちた
「しまっ！！」
「！！ナグリ！！」

それを追うように刀を突きさすように素早く彼らが向かった
Aも降りようとするが周囲に集まってしまい向かうことが出来ない

下から肉を切り裂く嫌な音

「っ！！！」
喉が叫びたくなる
だがその声でもしサクラ達が来てしまったら

そんなことを考えるなんて本当に嫌な人間だ


ムカつく

ムカつく
ムカつく


ああ、なんて・・・

腹立たしい



満月だ







「・・あ、れ・・？」
真っ赤な視界が晴れ、いつの間にか彼らはおらず、自分の腹からとめどなく血が溢れ、全身に血を浴びていた

(ナグリ・・探さないと・・)

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