第7班を支えたい！弐

里外初任務6 ページ30

「なぁAこいつらチャクラコントロールは教えたのか？」
「ん？ええ、教えましたよ？木登り以外」
「・・・ああ、そう」
俺教えたのか・・と呟きながら項垂れた
一応残しといたのにため息なんて失礼いな

「お前ら、よく聞け、再不斬は生きてる」
「「「「！」」」」
「らしい！」
「「「「・・は？」」」」
「Aよろしく！」
「・・・わーひどーい・・はぁ」

「ねーちゃん！どーゆう事だってばよ！」
「あー、あのね、基本的に、追い人が始末する場所は、その場で痕跡を消すために、その場で全てを消すの、報告は首を持ってさえ行けばそれでいい、けど、あの子はどうした？」
「・・・！あいつの針か！」
「そう、針ってのはね、そもそもツボ治療とか医療に用いられるもの、急所に当たらない限り殺傷能力が低いものなの」
「わかった！死体処理班って言われてるんだから人体構造はよく分かってる、仮死状態になるツボも知ってるってことね！」
「サクラせーかい」
「じゃ、じゃああの再不斬は・・」
「生きてる・・・けど、仮死状態ってのは回復するのも時間がかかるものなの、だから」
「「「修行！」」」
「・・やーるきまんまんだぁ」
「流石Aの兄弟」
「なんだろ、バカにしてます？」
「してないしてない」
「よっしゃぁ！面白くなってきたってばよ！」

「面白くなんかないよ」

そう言って水を刺したのはイナリと呼ばれた少年だった
タズナに抱きつき、こちらをじっとみたと思えば

「母ちゃん、こいつら死ぬよ・・」
「！！なんだとぉー！このがきってばよぉーー！」
「ガトー達相手には向かって勝てるわけがないんだよ」
・・・確か父親が殺されてたんだっけ・・
「ンノガキィ！」
「あんたもガキよ」
「ねーちゃんんん！・・いいか！おイナリ！よく聞け！！俺は将来火影というスゴい忍者になるスーパーヒーローだ！ガトーだかショコラだか知らねーが！そんな全然目じゃないっつーの！！」

「ヒーローなんてバッカ見たい！！そんなのいるわけないじゃん！」
「！！な、なにをーー！」
「やめなさいってば！」
「サクラ頑張れ」
「お姉ちゃんも止めてよぉ！」

「死にたくないなら早く帰った方がいいよ・・」
「どこへ行くんじゃイナリ」
「部屋で海を眺めるよ・・」
そういったイナリを、怒りが収まらないナルトが追いかけていった
「ちょ！ナルト！」
「放っておきな、サクラ」
「でも」
「大丈夫、ね？」
「・・うん」

すぐに戻ってきたナルトは肩を落としていた

里外初任務7→←里外初任務5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す