試験で試練3 ページ3
「でもね」
「?」
6年で伸ばした髪をくるりと指に通して、サクラは続けた
「お姉ちゃんが担当だと、きっと私達怠けちゃうわ」
「・・そう・・かもな・・」
「お姉ちゃんは強い、私達の憧れのお姉ちゃんだけど、きっと私達に辛いことも苦しいことも言わない、お姉ちゃんだからこそ、第三者として、忍の辛さを学ぶことは出来ないわ」
「・・・」
サクラの力強い目に、サスケは頷いた。
「だな・・俺は、俺達は、姉さんを守れるくらい、強くならなきゃいけない」
「うん、私もそう思う」
叱られているナルトを見ながら、2人は強くそう思うのだった。
「サスケー!イルカ先生が一楽奢ってくれるって!」
「・・・お前ほんとラーメン好きだよな」
「おう!1番はねーちゃんのご飯だけど、同じくらいに一楽のラーメンは大好きだってばよ!」
まったく、とため息を着きながらナルトとイルカについて行った
「ナルト、お前はなんでそーふざけるんだ?ちゃんとやろうとか思えよ」
「思ってるってば!でもさぁあ?やっぱり!色んな技身につけてどの先代火影をも超えてやるんだ!!でさ、でさ、里に俺の力を認めさせてやるんだよ!勿論!ねーちゃんも超えるんだってば!」
うるさいと思いつつ、やはりナルトも超えると言った
サスケは少し笑いそうになりながら、イルカとナルトの押収をBGMにラーメンを啜った。
「サスケー?なんか笑ってるってば?」
「や、別に」
なんだよー!と言いながら、ナルトは楽しそうだ
「とりあえずお前は明日合格しないとな」
「だー!もう!お前はそればっかり!」
「姉さんを超えるにはまず忍びになってからだろ」
「うんうん、サスケの言う通りだぞ、だからこの額当てもまだダメだ」
「だーー!もーーー!2人して!分かってるってばよぉ!!!」
翌日
サスケは早々に修行を切り上げ、アカデミーに来ていた
「あ」
「・・サクラ」
門の前にいたのは髪をなびかせたサクラだった
彼女は少し照れ臭そうにはにかみ、頬をかいた
「あー、やっぱりサスケくんも心配?」
「まぁ・・あいつが合格してくれないと困る」
「だよねー」
「中に入らないのか?」
「・・そ、れがさ」
ナルト、落ちたみたいで・・・
そう言うサクラの顔は暗く、サスケは血の気が引いた
「おち・・た?」
「うん・・声掛けずらくって・・なんかミズキ先生がナルトに声掛けてからなんか嬉しそうにどっか行ったから大丈夫だと思いたいんだけど」
「ミズキ・・が・・」
ミズキ・・な・・
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ココロ(プロフ) - ハントさん» コメントありがとうございます!このみいがいでのだなんて好み以外での好きな唯一の作品だなんてとても嬉しいです!返信が遅れて更新も遅れて申し訳ございませんが、こちらの方こそ、今後ともよろしくお願いします! (2023年4月19日 21時) (レス) id: 4370b0cf21 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます!一気に読み進められるような、なるべく分かりやすく楽しめる作品を目標にしておりますので、そう言っていただけると嬉しいです!今度ともよろしくお願いします! (2023年4月19日 21時) (レス) id: 4370b0cf21 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ(プロフ) - 小柴紬さん» 返信が遅れてしまい申し訳ございません!面白かったという事がとても伝わりました(笑)ありがとうございます!今後とも、よろしくお願いします! (2023年4月19日 21時) (レス) id: 4370b0cf21 (このIDを非表示/違反報告)
ハント - 普段は原作沿いのものしか好んで読まず、原作沿いでないのは正直あまり好きではないのですがこの作品だけは本当に面白くて、楽しく読ませてもらっています。原作沿いじゃなくて好きな唯一の作品です。これからも応援させてください! (2023年1月1日 22時) (レス) @page20 id: f0e2121179 (このIDを非表示/違反報告)
花 - すごく面白いです!昨日読み始めたばっかりだけど、もう全部読んじゃいました!更新頑張ってください。待ってます! (2022年12月27日 8時) (レス) @page38 id: 8f1c7c43ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココロ | 作成日時:2022年8月13日 11時