第7班を支えたい！弐

カカシ第7班！8 ページ16

「スズは1人1つでいい、2個しかないから・・必然的に1人丸太行きになる・・で！スズを取れない奴は任務失敗って事で失格だ！つまりこの中で最低でも1人は学校へ戻ってもらうことになる訳だ」

3人は目を見開いた

「手裏剣も使っていいぞ、俺を殺すつもりで来ないと取れないからな」

「・・・なに・・それ」
「・・・嫌だってばよ・・」

「嫌って言ってもね、それがルールなの、んじゃよーいスタートの合図で」
「嫌だって言ってるってばよ！！！」
ナルトはクナイを取り出し、カカシに向け投げようとした


パッ！ガッ！
ナルトの向けられたクナイはカカシによって腕ごと背後に回され、頭を抑えられていた

「そう慌てんなよ、まだスタートは言ってないだろ」

(・・やっぱり、これが上忍・・よね)
(姉さん以外の・・上忍・・)

「でも、ま、オレをや 殺るつもりで来る気になったようだな・・やっとオレを認めてくれたかな？ククク・・なんだかな、やっとお前らを好きになれそうだ・・じゃ、始めるぞ！！よーいスタート！！」
「しゃーんなろぉ！！！」
ドカーン！と大きな音を立てて地面にたたきつけられた拳に寄って砂埃が舞った

「・・これは・・なるほど・・どこに行ったか分からなくさせるものか・・」
(もう合格よ、ホント・・というかあの怪力は・・)

自分に向かってくるのかと思うとブルりと震えたカカシであった・・


「さて、どうする」
「どうするって言ったって・・ねーちゃんと同じ上忍だってばよ」
「隙がそう簡単に生まれるとは思えない」
「・・・でも、殺す気でこいって、言ったってばよ」
「「！」」

ナルトの言葉に、ニヤリと2人は笑った

「私達の全力、見せてやりましょう」
「だな」
「おう！」


「さてと・・作戦会議中かな・・というかやっぱり」
(あいつらは奪い合いとは思ってないな・・これもAとの修行でなにか・・)
ポーチから出したのは本
どうするか考えることも無くただ取り敢えず待つのみ・・と思っていたら

「いざ！尋常にしょーぶ！」
ザザー、と出てきたのはナルトだった
「えー、なんで出てきちゃうの？」
「なんでも！行っくぜー！」

パシっ、ドンっ
「ほぉ・・」
(体術も中々早い・・アカデミーでは手を抜いて・・いや、まさかな)
「だぁー！もう！」

スカっと空振りした腕
「あれ？」
「忍者が何度も後ろ取られんなバカ」

(え？あの構えって虎の印！？え？うそ・・ナルト相手にいくらなんでもその忍術は！！)
「ナルト！早く逃げて！」

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