参話 ページ4
『えー、そうか？』
首を傾げると、フェーヂャは呆れたように溜息をついた。
いや、溜息は呆れたからついてんのか。
「其れで……どんな悪戯をするんですか？」
『なんだ、興味あんじゃんか』
「勿論。貴方の事なら何でも知っておきたいですからね」
くすり、笑う彼に俺も笑い返した。
『まぁ、簡単なもんだよ。ポートマフィアの傘下組織に入ってる建物に直昇飛行機ぶち当てるだけの話』
「少々の悪戯ではないですよね、其れ。まぁ_______僕は何も咎めませんが」
フェーヂャが云った言葉に一瞬驚いたが、余りにも彼らしい。
『直昇飛行機、どうなってもいいんだ』
「えぇ、別に構いませんよ。貴方に怪我さえ無ければね」
『流石、フェーヂャ。悪だね』
「ほら。早く行かないと日が暮れちゃいますよ」
『判った判った』
俺はひらりと手を振って、部屋を出た。
其処から近くにある直昇飛行機に乗り、発進させる。
『空が青くて綺麗だね』
何日で着くだろうか。
『ま、のんびり行こうか』
.
1日と半日掛けて漸く、フェーヂャに教えられた観覧車が見えてきた。
『おー、此処がヨコハマか。じゃあ…傘下組織の建物は』
上からヨコハマを見渡して、口角をあげる。
『みーつけた』
直昇飛行機の扉を開けて、飛び降りた。
『
無人になった直昇飛行機が傘下組織であろう建物に当たったのを見ながら、空中を降りる。
パラシュートも無いので、一歩間違えれば死に至るだろう。
『よっ_______と』
近くにあった建物の壁を蹴って、少しずつ威力を消して行く。
『到着』
タンッ、と大地に足を着けて俺は笑った。
『疲れたぁ…』
此れからどんな日常が待ってるのか判らないけど…。
『まずは、地図を入手しねぇとな』
地図がないと迷子になるぞ、こんな国。
俺は燃える建物目指して、歩きだした。
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匿名part2 - 浅間ってなんかハーフみたいで変 (2018年2月28日 21時) (
レス) id: 86c88d0ffc (このIDを非表示/違反報告)
赤影真未(プロフ) - 面白かったです!すぐに続編読みますね! (2017年10月19日 2時) (レス) id: 7f3c790d7e (このIDを非表示/違反報告)
夕月(プロフ) - 匿名さん» 申し訳ありません。まだその様なシーンを出していない為、忘れておりました。速攻で出しますのでご了承ください (2017年5月21日 19時) (レス) id: 5f9b98437e (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - これは同性愛ですよね？BLフラグを立てて下さい。違反の対象となります。 (2017年5月21日 19時) (レス) id: 8d53b1880e (このIDを非表示/違反報告)
マロンクリーム - 面白いです！楽しみに待ってます(｀・ω・´)頑張ってください！ (2017年5月20日 5時) (レス) id: 9f03df5593 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：曉 x他1人 | 作成日時：2017年1月9日 23時
