家出少女は何故か文ストの世界にトリップしました!2

【番外編】花火大会 ページ6

「た〜まや〜！」

何と実は私今、太宰さんと一緒に花火大会に来ているんです！

夜空に咲く大輪の花々、そして儚くも散っていく。

「太宰さん太宰さん！！今の花火見ました！？凄いですよね、
上がった後にまた色が変わりましたよ！！」

太宰「そうだね...でも、私は君の笑顔を見ていたいかな。」

「ッ！......せっかく花火を見に来たのに
見なかったら意味ないじゃないですか...。」
そして、太宰さんの顔を見たくないとばかりにプイッと上を向いて花火を見る。

せっかく二人とも浴衣を着て来てザ・花火大会な雰囲気なのに。
なんで、甘い雰囲気にしようとするのかなぁ？
私より良いヒトなんて沢山いるだろうになー。

いるだろうというか、いそうというか...。

太宰「Aちゃん...ごめんね。
私も気分が上がっていたのだよ、Aちゃんと花火を見に来たのが楽しくてね。」

あの太宰さんが反省している！！
反省してるなら太宰さんの方見てもいいかな？
そう思って振り返る...

チュッ

「へッ！？」

太宰「夏の夜空に咲く花々も美しいと思うけど、
すぐそばに咲く一輪の花の方に私は夢中なんだ。」



ヒュ〜〜〜〜〜ド―ン



花火が上がる



顔を真っ赤にした私と満足そうな顔の太宰さんを照らす


顔が赤いのはきっと花火の光が反射したせいだ



此れは一夏の甘い思い出


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どうも作者です。
いつもの私にしては展開が速すぎたかなと思いました。
実は７/２２にお祭りに行きましてふと太宰さんと花火を見に行ったらどうなんだろう
と思いつきましてこのお話を書きました。
此れからもふと思ったことを番外編にして出していきたいかなと思うので
よろしくお願いします。

それと、遅れてしまってすみませんでした。

五大幹部の一人との唐突な出会い。→←森さんの策謀

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