プレッシャーが半端ないのだが ページ24
漸く冷静になったのか、母さんは僕を離してジョセフのカバンを持ち歩き始めた。
だが、それもすぐに止まる。
「ところでホリィ。承太郎のことじゃが、確かに"悪霊"といったのか。」
それを聞くとホリィさんはカバン落とし、手で顔を覆ってしまった。
「ああ！なんてことｯ！承太郎ｯ！そうよ。おまわりさんたちには見えなかったらしいけど、あたしには見えたわ…別の腕が見えて、それで拳銃を…。」
よっぽど自分の子供が大切なのだろう。普通の親がどんなものかわからないが、ホリィさんは中でも子供や家族を大切にする人だ。
…優しすぎるんだな。
「他の人の目には見えないのに、おまえには見えたのかい？」
「ええ…」
「承太郎は最近、取り憑かれたといってるらしいが、おまえにも何か異常はあるのかい？」
「あたしにはないわ。でも、承太郎は原因がわかるまで2度と牢屋から出ないっていうのよ！パパ、ど…どうすればいいの？」
「よしよし、可愛い娘よ。このジョセフ・ジョースターが来たからには安心しろ！まずは会いたい…我が孫の承太郎に。」
ジョセフは指を鳴らし、遠くのアヴドゥルを呼んだ。
『…ねぇ、母さん。』
「どうしたの？」
『本当に大丈夫？』
もしかしたら、もう本当はここでスタンドが芽生えて来たいたのかも知れない。それを隠そうとしてるのか、僅かな変化すぎて気づけなかったのか、それとも本当に何も無いのか…
「あたしはいつでも元気よ、承太郎に会いに行きましょ？」
★☆★☆★
警官に面会の許可を貰い、僕達は承太郎のいる牢屋へと歩く。近づいていくにつれて、何か物々しい雰囲気を感じた。
牢屋より少し前で止まる。中にはギターやパソコン、本なんかは山積みにしてあって、オカルト染みたものばかりだった。
「お…恐ろしい…」
警官は震えながら言った。
「ま…またまたいつの間にか、も…物が増えている…そ…そして凶暴なんです。か…彼には、な…何か恐ろしいものが取り憑いている…こ…こんなことが外部にわたしは即、免職になってしまう。」
「大丈夫…孫はわしが連れて帰る。」
「孫…？」
自分が孫と呼ばれたことに反応して承太郎はこちらを向いた。
ジョセフが近づいていこうとすると、警官は止めた。もともとここから先は禁止と言う話だったからだ。
「いいからどいてろ。わしに任せろ。」
承太郎も牢屋の入口に立つ。
「出ろ！わしと帰るぞ。」
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瑠花 - こんばんは、初コメ失礼します！すごく面白くて一気に引き込まれてしまいました…！！表現力が羨ましいです！！あとこんなことでなんですが私も貴利矢さん大好きですw忙殺されて身体が橘さんにならないよう、体調にお気をつけてください〜〜！！応援してます！！ (2020年12月30日 23時) (
レス) id: c4c21690fd (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい､､! (2020年12月1日 8時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
とけいそう(プロフ) - 面白くて続きとっても気になります…！更新無理せず続けて欲しいです！ (2020年11月30日 22時) (レス) id: 0d837f5408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：男主愛好家 x他1人 | 作成日時：2020年11月29日 2時
