答え〔os〕 ページ32
オスマンside
もうすぐ着く、変な事すんなよ！？という過保護なLINEが入る。
お迎えやで？なんて言っても、隣ですやすやと眠り続けるAちゃん。
まぁ、起きたら彼がいて、慌てふためくのだろうけど。…目が赤くなっていているし、心做しか腫れていて、痛々しい。
(まぁ、今日吐き出せて良かったんかな)
なんて、数時間前のことを思い出しながら考える。
あの時、彼女から漏れた言葉は謝罪であると同時に、悲痛な叫びであった。
自分を、感情を否定して、重いもの押しつぶされたような、彼女の声。
なんとか宥め、席につかせると申し訳なさそうにするAちゃん。
頭を撫でると慣れていないのか、照れたような顔をする。
『可愛ええ妹が出来たみたいやなぁ』
のほほんと話すと、
zm「はぁ？俺もAの隣行く！！」
ut「それな？！ずりぃーぞマンちゃん！」
と、一気に騒ぐ奴ら。
すると、ぽつりと彼女が声を上げる。
「気に…しないんですか？」
何が？とコネシマが問うと、知ってたんですよ？と返される。
益々、意味がわからない。
「だって、私は…知ってた…普通、嫌じゃないですか。しかも、皆さんは余り顔出しとかしてないし…そうなると身バレとか、誰かに言われる可能性とか………ファンだから近づいたって言われても、仕方ない…」
だんだん小さくなっていく声。
然し、そこにハリのある声が響く。
gr「でも、Aは、そうじゃないんだろう？」
彼女は考えすぎな性格なのだろう。
そのせいで、今、彼女自身が悩んでいる。
…ぐるちゃんは、続ける。
gr「Aは、バラしてもいないし、俺たちに近づくつもりで今まで居たんじゃないんだろう？」
「は…い、」
小さく、でも確かに答える。
gr「なら別に全然構わん」
断言したその言葉に、メンバー一同うんうんと頷く。その言葉を聞いてか、また涙が彼女の頬を伝う。
『一人で頑張っためぅー！いい子めぅー』
封印していた語尾めぅも解き放ち、頭を撫でると、心底安心したようにマンちゃん…！と泣き笑いした。
まぁ、そこからは当然動画の話になって、イベントの話になって、
…最推しは誰か？という話になって。
彼女は、本当に恥ずかしげに、でも堂々と答える。
「トントンさん…です」
………あー、ね？
kn「トントンが、赤間って言うのは……」
「知ってます」
ut「赤間の事は…どうなん？」
聞かれた瞬間、顔が赤くなる彼女。
ほら、これはきっと、
『答え……出た？』
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文月(プロフ) - nanashiさん» こちらこそ、ありがとうございました！素敵と言ってくださって本当に嬉しい限りです。これからも精進して参ります！！ (2019年8月26日 20時) (
レス) id: c5e4d02de3 (このIDを非表示/違反報告)
nanashi - はあぁ神…ドキドキしながらも、とても楽しんで読めました！素敵な作品をありがとうございました！ (2019年8月26日 20時) (レス) id: 4b0cf5f6ca (このIDを非表示/違反報告)
文月(プロフ) - 珊瑚珠さん» キャー！珊瑚礁様だー！！もうこれから全面にファンということを押し出していくんで！はい！！見てくださってありがとうございました！！ (2019年8月26日 19時) (レス) id: c5e4d02de3 (このIDを非表示/違反報告)
文月(プロフ) - かなぐ＄anさん» 無理とは(哲学)w応援ありがとうございました！！ (2019年8月26日 19時) (レス) id: c5e4d02de3 (このIDを非表示/違反報告)
文月(プロフ) - みるくさん» ありがとうございます！！応援してくれるというお言葉、本当に励みになりました！！ (2019年8月26日 19時) (レス) id: c5e4d02de3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2019年1月22日 23時
