アーサーsと一緒。2~モーさん狂様リクエスト ~ ページ10
「どうぞ」
『ありがとう、A』
ダイニングの椅子に座ったアルトリアに、お茶を出す。彼女に会うのは何度目だろうか。
ともかく、こうして家に上がらせるくらいの仲ではある。
『父上、今日はどんな御用で？』
『用、という程のものではないのだが…』
少々口ごもってから、誤魔化すようにお茶を啜る。
『その…遊びに来たのだ』
「遊びに？」
私とモードレッドは同じく首を傾げる。アルトリアはそういった茶目っけのある人物だとは思わなかったからだ。
『迷惑、だろうか？』
『んなわけねぇだろ、父上！丁度今からメシの材料買いに行く所だったんだ。なぁ、マスター？』
「あ…うん」
メニューも決まってないけど。そう口にしかけて、モードレッドのひと睨みを受ける。
『私も、一緒しても構わないだろうか』
というわけで近所のスーパーなうです。
結局、私が作れるカレーとサラダに決まった。
「人参に2本に…玉ねぎ２つ…」
メモを見ながら、買い物かごに入れていく。
『マスター、肉って何の？』
「好きなの選んできなよ」
『わかった』
カレールーを選んでいた私に、モードレッドが聞いてくる。特に希望はなかったから、アーサー親子に任せることにした。
「隠し味はハチミツでいいんだよね…？」
『マスター！肉、選んできたぜ！』
「ありがと…え？」
思わず2度見してしまった。モードレッドの手が持っていたのは、巨大な塊。
「…それ、何の肉？」
『鴨、って書いてあった』
「カモ？」
カレーに鴨肉。ありそうだよね。肉なら何でも味変わらなさそうだし！
「これで一通り終わったよ。会計行こっか」
お金を払って、帰途につく。デニムのホットパンツのポケットに手を突っ込んで、上機嫌なモードレッド。その隣で、心なしか楽しそうなアルトリア。
まったくこの親子は…。
自分でもおもわず口元が緩んでいて、慌ててキュッとひきしめた。
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だいすけ(プロフ) - レイナさん» いえいえ、むしろ書くのが遅くなってしまい申し訳ないです…。今後ともよろしくお願いします！ (2018年2月10日 18時) (
レス) id: a61ba70fbe (このIDを非表示/違反報告)
レイナ - 気付けてなくてすみません！番外編記載ありがとうございます！最高です…！ (2018年2月10日 17時) (レス) id: 1a7f8c8de7 (このIDを非表示/違反報告)
だいすけ(プロフ) - ＊ルーラー＊さん» 了解です！前の方のリクエスト消化後になりますので少々時間がかかるかもです。 (2018年2月4日 18時) (レス) id: a61ba70fbe (このIDを非表示/違反報告)
＊ルーラー＊ - 天草くんとジャンヌ(ルーラー)の二人が夢主を取り合う様な感じでお願いします。ほのぼの系をお願いします！ (2018年2月4日 16時) (レス) id: 38581538ac (このIDを非表示/違反報告)
だいすけ(プロフ) - モーさん狂さん» 了解です！リクエストありがとうございます！ (2018年1月25日 5時) (レス) id: a61ba70fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいすけ | 作成日時：2018年1月20日 16時
