その運命の成れの果て。~番外編~

え、師匠さま？~ 鈴鹿様リクエスト~ ページ8

『今日はありがとうな』
「いえいえ、楽しんでいただけたようで良かったです」

『どうだ、師匠。俺のマスターは！』
『…ああ。良い人に巡り合ったな』

だろ？と胸を張るランサーを横目に見つつ、コーヒーを啜る。

『これで心配なく、戻れるな』

私と同じようにココアを飲みながら、しんみりと呟くスカサハさん。

「もう帰られるのですか？」
『なんだ、寂しいのか。今日の所は帰るさ』

別に…と口ごもった私の頭に、暖かい感触。

『クー・フーリン、私の1番弟子なんだ。こいつがいる限りまた会える』
「？」

私が首をかしげると、

『どうやら、こいつとは不思議な力で結ばれているようでな。今回触媒に使われた宝石も、私がこいつにやった物だ』

ふふふ、と声だけで笑った。

『また、会えるさ』

そう呟くと、ブレスレットを見せてからぼんやりと消えていった。

しばらくしんみりとしていると、ランサーがおもむろに口を開いた。

『ところでマスター。あの宝石、誰が送って来たんだろうな。あれ、俺が死ぬ少し前に無くしちまったんだけどなぁ』
「たしかに」

気になるところではあったが、なんとなくどうでもいいような気がして、気にしないことにした。

…また会えるといいな。

なんてね。

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いかがでしょうか？ランサーとあまり絡ませられず申し訳ないです！気になるところがあれば修正しますので、お気軽に！

リクエスト、ありがとうございました！

アーサーsと一緒。1~ モーさん狂様リクエスト~→←え、師匠さま？~鈴鹿様リクエスト ~

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