甘やかしたい ページ8
「ちょ影山!」
「めっちゃかっこ悪いし、めっちゃ血出てビビった〜!」
それが言いたい事か。
急に真面目モードになるからドキドキしたけど、可愛いじゃないの。
甘やかしたい。
「やっぱり痛かったよね、条善寺め!!私の影山にボール当てやがって!」
抱き着いてきた影山を私からも抱きしめて頭をよしよしする。
どんなプレイこれ。
「あー痛かった。めっちゃ痛かった」
全然痛そうじゃない言い方で繰り返し痛い痛い言いながらキスしてきた。
ちょっと、もう・・・不意打ち。
「ん〜痛かったね、でも勝ったね。さすが影山。カッコよかったよ」
負けずに褒めながら、ボールが当たったであろう、おでこや鼻にキスする。
「おい、口は?」
私が唇にキスしないから影山はご不満のようだ。
「だってそこにはボール当たってないし」
「お礼は試合勝ってからゆっくりって言ってたよな?」
「さすが覚えてるね。でもお礼なら、こっちが良い!」
ごろーんと影山の膝の上に横になる。
「うおっ」
「へへへ。膝枕だー・・・」
「いきなりだな。まあ俺もしてもらったし。・・・どうよ?」
「影山をこうやって見上げるの新鮮だし、太もも結構いい感じであります」
太もも硬い。
筋肉だ。
「そうかよ・・・」
影山はジーッと見下ろしつつ私の髪を撫で始める。
あ〜それも気持ちいいね。
ナイスお礼だよー。
「あでっ!?」
堪能してたのに急に立ち上がる影山。
なので頭が落ちた。
「床に直だと背中痛めるだろ、こっち来いよ」
すでに私のベッドの上に座って足をポンポンと・・・こっち来いと。
ベッドの上だよ?
いいの?
いいよね?
いいか!
いいに決まってる!
「うん!」
自分のベッドの上に影山がいる。
しかも膝枕してもらっちゃってる。
このままずっと一緒にいたいなぁ〜。
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:球技大会 | 作成日時:2020年2月5日 23時