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神様 ページ3

空から降りてきた人は、青がかかったしなやかな白の長髪で、目は金色。背中からは大きい白い羽がはえていた。その人はゆっくりと口を開いた。

「さぁ!皆様は幸福です!!貴方たちはmessiahに選ばれたのです!!」

まるで神秘的な出来事の様に、その人は両手をばっと大きく広げ、ハイライトの一切無い深い瞳で空を見上げ、ふふ、と口元を抑えながら笑った。私達は頭に余り情報が上手く行かず、あっけらかんとして降りてきた人達を見つめた。その姿を見てその人ははぁ、とため息をつくと、また喋りだし、

「皆様私の言っていることを余り聞いていないようですね。残念です。まぁいいでしょう!では説明しましょう!簡潔に言えば、貴女達は此処から脱出して頂きます!」
「はあ?!全く意味がわかんないよ!?だっ」

先刻の鐘で起きたであろう、茶髪の女の人が不満げな顔をし、おりてきた人に反論し、

「はいは〜い!反論はあとでね?。あ、あとここはここは君達が住んでた世界とは全く異なる世界、異界だよ。君達にはここで神様の試験をしてもらうんだ!」

茶髪のこの発言を遮る様に降りてきた人はにこにこと笑顔を崩さず、身振り手振りをしながら勢い良くそういった。遮られた茶髪の女の子は怒っているようで、ぐぬぬ…と声を漏らしながら、降りてきた人をぎろり、と執念深く睨んでいて、

「まぁ。今はそんないったって意味ないかあ。んじゃ。またあとで!」

おりてきた人は私たちのことは全く考えずに、風の如く消えていった。それとひきかえにこの空間にはしばらくの間風の音すら聞こえない、沈黙の時間が続いた。誰もがこの空間に疑問を浮かべ、そして理解できなかった。私はあんぐりと口をあけ放心状態になっていた。



僕の意識は途切れた。









\ミジカイトカイウナ/

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作品ジャンル:その他, オリジナル作品
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炬燵と蜜柑(プロフ) - 何か途中なのにすげぇコメきとるww有難うww (2017年7月30日 18時) (レス) id: 98f702c879 (このIDを非表示/違反報告)
仁凝 - アバババババヤバイわヤバイヤバイマジヤバイ(語彙力)めっちゃ続き楽しみだわ、シグと同じく全裸待機で待ってるよ!(( (2017年7月30日 15時) (レス) id: 725fe9c8ee (このIDを非表示/違反報告)
シグ - ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!面白すぎるんですけどwwww  続き全裸待機してます!!← ふふふ、もっと見たいぜぇ……! (2017年7月30日 11時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
桜花 - 見さしてもらったああああぁa((ryまだ皆は見て居ないのかな?一コメだぜぃ((続き楽しみにしてるね〜! (2017年7月30日 8時) (レス) id: 29830e044e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:炬燵と蜜柑 | 作成日時:2017年7月17日 19時

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