夜明け ページ2
___重い瞼をゆっくりと上にあげた。此処はどこだろう、そんな思考が目を開ける瞬間頭に走った。周りを見渡すと複数の岩、そして自分は草原に倒れていた。よく見ると倒れているのは私だけではなく、
他に何人か同じように倒れていた私はこの光景をどうしても奇妙とは思えず、何故か懐かしいように思えた。
「………んぁ…」
何処からか自分ではない気紛れな誰かの声が聞こえた。驚いてその声の先を見ると、その声の主らしき人と眼があった。その人は黒髪の長髪で、目はまるで吸い込まれてしまいそうなほと綺麗な濃い赤色。服は黒い皮ジャン半ズボン、そしてスニーカーをはいており、その姿はまるで皮ジャンを除けば外で遊んでいる子供の様な格好だった。その人は大きく、くりくりとした眼で私を見つめて来たと思ったらいきなり気持ち悪い早さで近づいてきた。私は驚いて咄嗟に後退りをした。その人は私を見て眼を輝かせると、
「それなにそれなに?!羽?!凄い綺麗じゃん!」
楽しそうにうきうとした口調でその人は話してきた。その時ふと、自分の背中に生えている白く小さい羽があることに気づいた。確か来るまではなかったはず…。
「ここは何処…?」
ふと、亦次の人も眼を擦り乍ゆっくりと立ち上がった。次の人は黒髪のくせっけで目は尖っていているが瞳の色は透き通った青色。服は長袖のぶかぶかとした白いYシャツとジーンズをはいていた。声の低さや、体格からしてその人は男だった。その人は私達を見るとすかさず駆け寄ってきて、
「ここはどこ?!」
と、紅眼の女の子の胸蔵を掴み、ゆさゆさと揺らし乍、訴えてきた。その声は、男にしては高くてまるで女の人のような声だった。訴えている男の人は、いかにも真剣に聞いている様な眼差しを向けて、
「うわっ!ちょっ!そんなんわかんないし!」
ゆさゆさと揺らされるた女の子は目をぐるぐると回し乍、不安定な声でそう答えた。自分は二人の中に入る勇気がなく、唯々見ていた。やがて少し時間がたつと、ゴォーンゴォーンと鐘の音が鳴り響いた。男の人は驚いて胸蔵を掴むのをやめ、辺りを見渡した。そうすると、一人の女の人と二人のその人の使いの様な人が空から降りてきた。私はその神々しさに目が釘付けになった。その人たちは地面には足をつけず、少し浮いた状態で私たちの方を向いた。
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炬燵と蜜柑(プロフ) - 何か途中なのにすげぇコメきとるww有難うww (2017年7月30日 18時) (レス) id: 98f702c879 (このIDを非表示/違反報告)
仁凝 - アバババババヤバイわヤバイヤバイマジヤバイ(語彙力)めっちゃ続き楽しみだわ、シグと同じく全裸待機で待ってるよ!(( (2017年7月30日 15時) (レス) id: 725fe9c8ee (このIDを非表示/違反報告)
シグ - ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!面白すぎるんですけどwwww 続き全裸待機してます!!← ふふふ、もっと見たいぜぇ……! (2017年7月30日 11時) (レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
桜花 - 見さしてもらったああああぁa((ryまだ皆は見て居ないのかな?一コメだぜぃ((続き楽しみにしてるね〜! (2017年7月30日 8時) (レス) id: 29830e044e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:炬燵と蜜柑 | 作成日時:2017年7月17日 19時