【転スラ】転生したらネズミでした 2

71話　［依頼Part2］ ページ29

いやー、それにしてもあの男、馬鹿正直だったなー。

良いことのはずなんだけどなー。

何でかなー、クソドアホに見えるのは。

ま、いいや。どうせもう会うことは無いっしょ。多分。てか会いたくない。あの人ちょいとばかし無理だわ。
無理なタイプの御方っすわ。

ま、そんなどうでも良いことはおいといて。

今日も私たちはギルドにきていまーす。ちな、クソ眠いです。今8時だぜ？眠いのは当たり前だろう！

・・・・ねぇ、何で毎回ここで呆れ顔を向けられにゃならんのさ？

・・・・お、これで良いかな？

〈嵐蛇(テンペストサーペント)の討伐〉

テンペストサーペント、カッコ良い名前してるね。

スキルも良いヤツを持って・・・・おっと、危ない。

今回もちゃんとリリィがいるんだから。

「リリィ、今回はこれにする！」

「え、これA−の魔物だよ？」

「大丈夫だって、私、強いからね」

「・・・・ま、私も行くし、良いかな！」












そゆことで、再びやってきました、ジュラの大森林！！
いや〜、久しぶりだねぇ。まぁ前に来たのこの辺じゃないけど。そんなことはどうでもいい。

問題は、前みたいに何時間も待たなきゃ魔物が出ないかもしれないってこと！もういやだよ？待つの。

「━━━━シュルルルルルル・・・・」

ちょ、待って、今何か聞こえた！

「リリィ、行くよ」

「了解！」

リリィにもちゃんと聞こえてたみたいだね。















「「・・・・」」

えーと、ただの蛇だった。いや別にただのってわけじゃないけど、テンペストサーペントじゃなかった。

「━━━━シュルルルルルル・・・・」

今度はそうかな？











━━━━━━三時間後



いやさ？蛇は出るんだけどさ？

私としては？テンペストサーペントが？出てほしいんだけど？何で出ないんだよ！！





「━━━━━シュルルルルルルル・・・・」



「リリィ、これで違ったら帰る」

これは同意してくれるだろうと思った発言は・・・・

「いや、それは駄目」

却下された。

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