67話 [狼] ページ25
え?
な、何コイツ・・・・?
これが、牙狼族?
コレ、体長10メートルくらいじゃない?
つか翼があるんだけど。
〈この依頼の討伐対象はこの個体で合っています。が、牙狼族ではありませんね。最近、進化したのでしょう。特殊進化ですが〉
特殊進化?
〈この個体の属性は『空』。しかしこの属性の牙狼族の進化先は発見されていません。仮称するなら、天空狼でしょう〉
へー。
ま、関係無いな。
私は天空狼に一瞬で接近し、軽く上に殴り飛ばす。
「リリィ!」
「了解!」
私が退き、代わりにリリィが天空狼に接近する。
リリィの武器は・・・・
何かピッタリだね。
リリィが跳び上がり、あっという間に天空狼と同じ高さに到達したかと思うと、リリィが天空狼の喉笛を的確に掻き切った。
「ナイス!リリィ!」
「ありがとう!」
・・・・で。
これを持って帰るのか?
この無駄にデカい天空狼を。
〈食ったらどうです?)
アホか!!
リリィの前で食える訳無いでしょ!!
〈最近スキルを獲得できる機会があまりなかったですし獲得できるときにしたほうが良いんじゃないですか?〉
うーん、そうか・・・・って、オイオイオイオイオイ!
話聞いてましたか!?
あ、聞いてません?そうですよねー!!?
わざわざ聞くことじゃないですよねーーー!!!??
あはははははははははははは!!!!
〈本当ですよ?全く・・・・〉
いやお前は本当に人の話を聞け!!
〈聞いてるじゃないですか〉
え?だれが?
て、もういい。
話を戻そう。
誰がリリィの前でこんなモン食うか!!
〈こんなモンとはひどいですね〉
黙れ!!
もういい!!
「あのー・・・・これどうやって持って帰るの?」
「うーん・・・・私が担いで行くよ、頑張って」
「私も手伝いたいけど・・・・」
私はリリィの頭にポンと手を置いてゆっくり撫でる。
「気持ちだけで十分だよ。ありがとう」
ああ、良い娘だなぁ〜。
〈・・・・ええ、本当に素直で良い娘ですね〉
・・・・え?
〈自分にさえ嘘を吐いて自分を誤魔化す、
何?やる気?
〈残念ながら私には肉体が無いので〉
・・・・まあいいや。
こんな小さい口喧嘩、意味無いしね!
「行こう、リリィ」
「はーい!」
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風吹けば名無し - 面白いー!!! (12月10日 13時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
こたつぶとん - (。∀゜)シラス@不定期さん» ありがとうございます・・・・・・!そしてこんな駄作者ですいません・・・・・・。続編頑張って作りますんで、期待していてください嘘ですそんな期待しないでください!ということでコメントありがとうございました! (2022年9月22日 17時) (レス) id: 9db1382d4a (このIDを非表示/違反報告)
(。∀゜)シラス@不定期 - ここまで面白いのにまだ原作一切関わってない…?ここまでのも原作に加わっていいと思う← (2022年9月20日 12時) (レス) @page49 id: 53be486ff4 (このIDを非表示/違反報告)
こたつぶとん - アルパカさん» もう本当に・・・・・・やっと、やっとですよ。もう達成感が半端ないです。ということでもうこの辺で完けt((殴 はいすみません。まだまだ続きます!コメントありがとうございました! (2022年9月11日 13時) (レス) id: 9db1382d4a (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - ついにリムルと会えたんですね!三人がリムルとどんなハチャメチャをするのか楽しみです! (2022年9月10日 21時) (レス) @page47 id: ab43b473cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたつぶとん | 作成日時:2022年5月24日 6時