【d!】転校したら最強の生徒会を倒さなきゃいけなくなった件 (ページ14)

今日:37 hit、昨日:30 hit、合計:277,362 hit

第12話　2年C組の問題児ページ14

『ぺ神先生～…！本当にありがとうございます！！』
si「あんな泣きそうな目でアイコンタクトされたらなあ」

マジで助かった…事なきを得たよ…！先生本当にありがとう！！
多分誤魔化せたとおもう！！延命ktkr！！

si「なんや訳ありみたいやな」
『そうなんです！！実は…』

私はぺ神先生に、私と生徒会とのことを話した。
生徒会の一人をたまたま倒したら目をつけられてしまったこと、その目をつけてきた役員がなんと近接最強であることなど…

si「ああ、そいつシャオロンやな」
『シャオロン…？』
si「2年C組の問題児や。過去に事件を起こして停学食らったこともある」

ててて停学！？！？
もしかして、いやもしかしなくても激ヤバな人では…！？

『ち、ちなみにどんなことを…』
si「異能力で、相手の脳みそを溶かした」

へ？
脳みそを、溶かした？

si「シャオロンの異能が、あらゆるものの一部を溶かす能力やねん。根は良い奴のはずやねんけど、戦闘になると途端に容赦無くなるから…」
『その脳みそ溶かされた人、どうなったんですか…？』
si「退学したよ。溶かされた直後に俺が治療したから、今はまともに暮らせてるみたいやけど、トラウマになってもうたみたいやな…」

激ヤバどころじゃない…会ったら死ぬじゃん…
鬱先生の能力がどれだけ優しかったことか…

si「…シャオロン曰く、『アイツはただの一般生徒やない、罪人や。罪人は罰して当たり前やろ？何が悪いねん？』やと」
『罪人…？どういうことですか？』
si「わからん…詳しいこと聞けん内に停学になってもうたから。あれ以来会ってないしな」

なーんか訳ありげそうだな…
いや、それでも怖すぎるし会いたくねええ！！
脳みそ溶かされるとか、考えたくもないし…

si「まぁ、流石にもうそんな真似はせえへんと思うけど、気いつけた方がええよ。君の能力が対抗できるようなものならええけどな」
『対抗…』

…出来なくもない。
奇跡的に相手の能力までわかったし、もし襲われても何とか対処は出来るかも。

si「ちなみに俺の異能力は、左手で撫でることで壊れた細胞を修復する能力や。病気とか腕無くなったりとか、死んだりしたら治せへんけど、ちょっとでも怪我したらおいで」

◆《神の存在証明》
左手で患部を撫でることで、壊れた細胞を修復する。
死者を生き返らせる、身体の欠損を治す、ウイルスや腫瘍を除くことは不可能。
また、全顔を見られてしまった場合、能力は発動しない。