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13 入学式 ページ15

渡辺先輩は俺と達也の
風紀委員としての見込みや
価値についてを服部先輩に
説明していた

そして一科生(ブルーム)二科生(ウィード)
問題への改善を見いだせると


範「会長、私は司波達也及び
司波Aの風紀委員就任に反対します
魔法力のない二科生に風紀委員は務まりません」


『副会長の言う魔法力の入試トップが
風紀委員反対の対象に入っているけれど?
正直に言えよ…二科生(ウィード)
気に食わないと、ね。』


達「A、もういいだろう」


深「待ってください!
兄もAも実践ならば
誰にも負けません」


必死に俺達を庇ってくれる深雪
妹にこんな事を言わせていると思うと
心が痛んで仕方ない


範「司波さん、魔法師は事象を
あるがままに冷静に論理的に
認識できなければなりません

にびいきに目を曇らせる様な事が
あってはならないのです」


深「お言葉ですが
私は目を曇らせて等いません!
お兄様達の本当のッ…」


深雪の前に手を出し
言葉を止める達也


『有難う、深雪
その言葉凄く嬉しいよ』


ポンと深雪の肩に手を置き
微笑み宥める

それを見た達也は
俺とアイコンタクトし
服部先輩に近づく


達「服部副会長
俺と模擬戦をしませんか?

入試を見ての通り
Aの実力は分かりますよね

副会長の気がかりは俺だけのはずです
…どうでしょう」


『俺も、してもいいよ模擬戦
…俺には誰も勝てないんだから』


その言葉に深雪以外の
周りが凍り付く


範「思い上がるなよ…
補欠の分際で!!!!!」


目の色を変え怒りを
露にする服部先輩


それを見た達也は鼻で笑い
服部先輩の上げ足をとっていた


『服部先輩、俺達風紀委員に
なりたいわけじゃないんですよ』


範「なに?」


達「…妹の目が曇ってないと
証明する為ならやむを得ません」


『そういう事です』


範「良いだろう…
身の程をわきまえる必要性を
たっぷりと教えてやる」


眉間に皺を寄せて
静かに怒る服部先輩
その姿を後に生徒会室を出る


深「申し訳ありません」


第3演習室へ向かう廊下
今から服部先輩との模擬戦


達「お前が謝る事じゃないさ」


深「ですが、私のせいでまた
お兄様達にご迷惑が…」


どんどん表情を曇らす深雪
立ち止まり頭を撫でる


『達也も俺もお前のせいだと
思っていないよ』


達「…お前が怒ってくれるから
俺はいつも救われているんだ」


そう、達也を救えるのは深雪だけ
俺は達也の痛みを半減することしか出来ない

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ミチルンルン(プロフ) - 更新楽しみに待ってます🥰 (1月3日 23時) (レス) @page20 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 凄く面白かったです (2022年3月21日 1時) (レス) @page13 id: e38918ab99 (このIDを非表示/違反報告)
uka8502(プロフ) - すっごくすっごく面白かったです!!更新停止って悲しすぎます!!更新してください!!頑張って!! (2020年9月20日 22時) (レス) id: 7913de20e0 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - 初コメです!すっごく面白いです!!この作品好きです!!続き楽しみに待ってます! (2019年4月24日 19時) (レス) id: b207c7ff5b (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - 雀さん» 頑張ります! (2019年3月1日 17時) (レス) id: b7d1d50ca0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こう | 作成日時:2018年12月19日 12時

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