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病院に着くまでに色々と轟君の家庭事情を
聞かせてもらった個性婚、熱湯や父親の事
私の所も個性婚だったけど
拗れる程不仲という訳ではなかった
「ほら、行っておいでよ
私外で待ってるからさっ」
「わりィ…」
花を見て不安げな顔をする轟君
そんな彼の背中を押し見送る
「さて、私は何をしようかな」
中庭に出ると木の陰にベンチがあるのを見つける
近づき腰を下ろす、ぽかぽかと気持ちのいい気温
空を見上げ雲を眺める
「上手くいってるかな‥」
段々と眠気が襲う
目を閉じベンチに体を預けて眠る
ゆっくりと瞼を開ける
寝ちゃってた、もう帰ってきてるかな？
「寝すぎ」
隣を見るといつの間にか座っている轟君
ふっと笑われる
「凄く気持ちよくてつい…
ごめんね、待たせちゃった？」
「いや、今来たところだ」
「そっか」
「母さん、花喜んでくれてた
一緒に選んでくれてありがとな」
「ううん、良かったね私も嬉しい」
時々見せる優しい笑顔
それを見るたびに胸が締め付けられる
「そろそろ帰るか？」
「あ、そうだね」
名残惜しいも止める理由がなく
ベンチを立ち病院を後にする
話すことが特になくなってしまい
黙って轟君の後ろについていく
――キャアアアアアアア！
少し先のほうから悲鳴が聞こえる
２人して一斉に走り出す
爆発音のする方へ行くと
爆豪君と切島君、その前には
爪を刃物に変えて立っているヴィランがいた
「爆豪君！これは？」
「ア゛ア゛ッ？何だよお前かよ
お前も居るのかよ！半分野郎！！！」
「まあまあ、落ち着けって爆豪
爆豪が出かけるって言うから着いてきたらよ
女の人に刃物向けて詰め寄ってるコイツ見つけて」
「女の人は？」
「大丈夫だ、この場を離れてもらって
警察とヒーローに連絡を入れてもらった」
「でも、どうするの？外で個性を使っちゃダメんじゃ…」
「知るかボケ！！ブッ殺ス！！」
「待てって爆豪！
ってまあ、こんな感じで抑えるのに必死で」
爆豪君を抑えながら苦笑いする切島君
ヴィランのほうへ目を向けると
震えながらもこちらを睨んでいる
「ぼぼぼぼ、僕は愛していたんだ…
それなのに彼女は・・・彼女は・・・」
ブツブツと独り言のように呟くヴィラン
どうやら別れ話を持ち出され
納得がいかずに起こした行動らしい
なんて身勝手なんだろう…
「恐怖で支配して、それで満足か？」
皆、警戒している中轟君が口を開いた
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こう(プロフ) - 碧翆さん» ご指摘有難うございます！出来るだけ早急に直しますね！これからもよろしくお願いします(´;ω;｀) (2018年10月21日 16時) (
レス) id: dd6739d81a (このIDを非表示/違反報告)
碧翆(プロフ) - 爆豪と15の切島の漢字間違ってますよ！楽しく読ませてもらってるので、これからも頑張って下さい！！ (2018年10月21日 16時) (レス) id: a5f7ab183f (このIDを非表示/違反報告)
こう(プロフ) - るぽちんさん» 教えていただき有難うございます！ (2018年10月17日 16時) (レス) id: dd6739d81a (このIDを非表示/違反報告)
るぽちん(プロフ) - ヒロアカ等の版権物を扱うときは、オリジナルフラグを外しましょう！ (2018年10月17日 15時) (レス) id: 032704ebb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こう | 作成日時：2018年10月17日 13時
