謝れば許されるとでも？

Hypocrite ページ33

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まだ心臓がバクバクと音を立てている

Aさん……いや、AがOKをくれたことが夢みたいで


「んー？どしたのー、りぶ」

でも、横を見ると愛しい彼が笑いかけてくれるから「あぁ、夢じゃないんだ……」って


「そういやさー、りぶってばお願いする前にキスしてきたよねー」

言われてみれば、確かにそうだった気がする


「俺、まだりぶのお願い叶えてないんだけどなー？いいのかなー？」

「っ……狙ってやってるでしょ……」

「え？なにが？」

え、もしかして無意識なの？


「ねぇ！なにがー？」

「なんもないですー」


ねーぇー！とAが服を引っ張ってくる

答える代わりに頭を撫でながら、ぼんやりと考え事をする


ここまで、本当に長かった

あの頃の僕は、Aさんに気に入られるだけで満足していた。まさか付き合えるなんて思ってもいなかった

でも……本当にやっと、僕のものに……


「り………ぶ……りぶー？おーい？」

目の前で手を揺らされ、意識が引き戻された


「りぶ？大丈夫？体調悪かったりする？」

「ううん、大丈夫だよ。ごめんね、心配させて」

彼の不安げな表情を見て、さらに愛おしさを感じた


「そうだ、Aにお願い事していい？」

「うん！叶えられる範囲なら！」

元気よく返されたせいで、頼む前から罪悪感が……

しかし、そんなとこで折れはしない


Aの身体を優しく倒し、上に跨る

「えっ……？あっ……」


何をされるか予想が付いたのか、Aの顔が一気に赤くなる

まぁ、成人済みなら1度は経験してるよね。上下は逆だっただろうけど


Aの耳元に顔を近づけ、

「こういうことしてっていうお願いしてもいい？」

「っ……りぶなら……いい、よ」

「ありがと」


---------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ----------
最近、びす君が僕の中で熱いです←

小説の方は、安定のりぶさん攻めですよ(*´﹃`*)


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