謝れば許されるとでも？

Coward ページ31

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俺、確かに数分前に「りぶさん、伝説ポケモンを入れる人じゃない」とは思ってたけどさ


「「……………」」

まさかブイズを使うなんて思ってもなかった


「Aさん、ブイズ使いなんですね。ちょっとびっくりしちゃいました」

「俺もびっくりですよ」


同じパーティー使ってるのは嬉しいけど、今回ばかりはちょっとマズイかも

他のパーティーなら勝てる自信あったけど、これはキツい

罰ゲームが軽いものなのが救いかな



対戦が始まると、お互い無言になって勝つために画面に集中していた

結果は………


「やった！これでAさんにお願いが出来る！」

りぶさんの勝ちだった

いや、強すぎ……どんだけポケモンしてんだ


「りぶさーん、お願いは？」

「うーん……何でも良いんですよね？」

「……まぁ、俺の生死に関わらなければ」


「んー、決まりました！」

「お、どんな内容で_____」


言い終わる前に口を塞がれた

「！？……んぅｯ…ちょ…ｯと……」

急だったので、すぐに苦しくなり、強めに背中を叩いて止めるように促す


「は、ぁ……どうしたんですか急に」

「あのね、Aさん……僕、あなたのことが好きです」

え？

りぶさんが、俺のこと、好きって……


頭が混乱する

いや、嬉しいんだけどさ……どう返すのが正解？


「………やっぱ、おかしいですよね。男が男を好きだなんて」

黙ってる間に、りぶさんは勝手に諦めムードになっちゃって

「____ｯ馬鹿！おかしいなんて思いませんよ！！」

「え……？ってことは……」

「俺だってりぶさんのことが好きですよ！返事する前からしょげないでください！！」

「よ、良かったぁ……振られたらどうしようかとビクビクしましたよ……」

ふぅ……と、溜め息が聞こえた


「Aさん、付き合ってもらえるってことでオーケーですかね？」

「オーケーですよ。りぶさん、よろしくです」

「あ、こちらこそよろしくです。……あの、恋人同士なんだし敬語外しません？」

「分かった。りぶもちゃんと外してね？」

「____ｯ！うん！！」


りぶと呼ばれたのが嬉しかったのか、頬を緩ませてちゃって

りぶが恋人だなんて、幸せすぎて


_____俺も浮かれてたんだろうな

最初から、他人なんて信じなきゃ良かったのにさ


---------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ----------
不定期更新で申し訳ない


あ、これbl小説ですよ(今更)

でも、そこまでbl要素を入れる気はないので、苦手な方はそこだけ読み飛ばして読んでもらえれば((

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