「好きだよ『ごめんいい加減死んで』無理」『……』【まふまふ】

まふまふは手を繋ぎたい ２ ページ12

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「ということで、文化祭のこのクラスからの出し物はコスプレお化け屋敷兼カフェになりましたー！」









文化祭。







あ、皆今、私が嫌がりそうなイベントだなぁ…とか思ったでしょ。





残念残念。








今回の文化祭は、カフェがついてるから全然オッケー！









調理班で、お菓子作り楽しいし。









ただ１つ不満なのが。









「一緒に頑張ろうね！Aちゃん！」









ウザイ奴が居ること。








それ以外は全然オッケーなんだけどなぁ…。









それより、材料の買い出しに行かないと。







「材料の買い出し？







僕もいくー！」









来なくてもいいけど、一応調理班だし、仕方ないよね。








『もういくから五秒で準備して』








そう言うと、真冬くんは時間内に私の所に来た。









「じゃ、いこー！」








……・それから数時間。









「いやー、めちゃくちゃ買ったね」








『当たり前じゃない？








あと…








荷物持つから半分貸して』









さっきから荷物を一人で持つ真冬くん。









体貧弱そうなのに、なにしてんの。









「いーのいーの、こーゆーのは男に任せて！」









『その割りには汗ダラッダラだけどね』









「そーゆーことは言わないお約束でしょ！






んー、じゃあ、」








荷物を持ってない方の手を私に向けたと思ったら、









「手、繋いでよ？」









む。









はぁ…と溜め息を１つ、私が吐いても尚、きらきらとした期待の眼で







私を見ていた。









『しょうがないなぁ…』









真冬くんが出した手をぎゅっと握った。








と、その瞬間に赤くなっていく真冬くんの顔。









なにげ照れるよね。真冬くんは。









「このままホテルでも…」








『嫌い、もう手とか繋がない』







「冗談冗談！！！荷物運ぶから家教えて！！」







あははっ、と軽く笑ってから、家の場所を教えた。







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