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リビングに戻るとお父さんを連れてきた私達を見ていっくんとお母さんは気を利かせてテーブルに腰かけてくれた
その向かいの席に宏くんと2人で腰を下ろすとまずは宏くんが口を開いた
西山「ご挨拶が遅れてすみませんでした。Aさんとお付き合いさせて頂いてます、西山宏太朗です。」
母「樹からもよく聞いてるわ」
西山「…まず今回の事件について謝らせて下さい」
事件というワードに空気が凍りつく3人に向かって深々と頭を下げた
西山「大事な娘さんの顔に傷を付けてしまい本当に申し訳ありませんでした」
貴方「…」
西山「自分の考えの甘さを痛感しました。…けどそれ以上に彼女を一生かけて守っていく決心ができました」
決して宏くんは悪くない。それはお母さん達もわかってる。だから何も言わずに黙って宏くんの話を聞いてくれてるんだ
西山「もう二度と…絶対に彼女に怖い思いはさせません。僕に守らせてください。」
貴方「…」
西山「なのでAさんを僕に下さい」
頭を下げ続ける宏くんに私は隣でただじっとお父さん達からの返事を待つだけだった
父「…顔を上げなさい」
西山「…」
父「自分の事を責めるのは辞めなさい。その都度辛い思いをするのはAだ」
貴方「…」
父「一生かけて守っていく。その言葉…信じていいね？」
さっきとは打って変わって真剣な表情で宏くんを見つめるお父さんに、宏くんも負けじと見つめ返してゆっくりと口を開いた
西山「はい」
父「…そうか。なら俺が言う事は何も無いよ」
貴方「それじゃあ…」
父「好きにしなさい」
貴方「…！ありがとう！」
西山「ありがとうございます！」
お父さんの言葉に宏くんと顔を見合わせて喜んだ
母「元々結婚を認めるってお父さんと話してたのよ笑」
貴方「えっ、そうなの？」
母「なのに土壇場になっていじけちゃって…子供ね〜笑」
父「おい！余計なことを言うな！」
お母さんにぶっちゃけられて顔を赤くしているお父さんを見て思わず吹き出した
貴方「お父さん…ありがとう」
父「…幸せにしてもらうんだぞ」
貴方「うんっ」
幸せになるよ。宏くんとなら間違いなく幸せになれる。
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はっとり(プロフ) - あいさん» ありがとうございます🥺💗 (2022年12月29日 4時) (
レス) @page50 id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 本当に面白かったです( ᐪ꒳ᐪ ) (2022年7月15日 12時) (レス) @page48 id: efaa8d472a (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - あおさん» あお様、コメントありがとうございます！嬉しいです😢頑張ります！！ (2021年10月17日 2時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
あお - 完結おめでとうございます！そして続編楽しみでーす！その他の作品も楽しみにしてます！ (2021年10月17日 1時) (レス) @page49 id: 053dd774f2 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチ様、コメントありがとうございます！続編頑張ります😿😿 (2021年10月16日 2時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はっとり
| 作成日時：2021年8月29日 21時
