おとといの降谷さんのぱんつ。【安室透/降谷零】

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「おまたせしました」

「わあ、ありがとうございます！」




盛り付方から美味しそう。

ことりことりとテーブルに置かれる様子を目で追っていると、コナンくんがアムロさんに話しかけた。




「ところで安室さんはAさんの名前、知ってるの？」

「名前？…Aさん、と言うんですね」




初めて名前を知った、そういえば聞いてませんしたと言いたげな顔を浮かべ、私に視線を移す。




「改めて僕、安室透と言います。最近よく会うのに名前教えてませんでしたね」

「はは、そうですよね。お互い、名前を言わなくても会話出来てたし。えと、愛知Aです」




なんだか小っ恥ずかしいですねと付け加えれば、そうですねと照れたような笑みで返ってくる。


お隣さんのパ ンツを拾ってから高まったエンカウント率。
変態っぽいがたまに、お隣さんの下半身を見ては今日はカルダンクラウィンのパ ンツ履いてんのかなって思う私を許して欲しい。

私は少し照れくさい雰囲気に耐えられなくなり、サンドウィッチ頂きますねと手を伸ばす。




「いやうっま」




反射的に出た言葉、お世辞でもなんでもない、素直に出てきた言葉。

普通のコンビニで買うサンドウィッチも美味しいけど、こっちの方がほんと比べられるサンドウィッチが可哀想なくらい美味しい。

サンドウィッチ用のパンに野菜とハムを挟んでできるようなものなのに、こんなにも変わるものなのか。

美味しいなとコーヒーも口に流し込むと、このコーヒーも美味しいかった。




「喜んでもらえて何よりです」

「これはもう常連決定ですよ」

「それは嬉しいな」




私たちの会話を聞いていたのか、先程来たおばあさんと、かわいい女の店員さんが微笑んでいた。

いいなぁ、今度また打ち合わせとかで使わせて頂きたいし、普通に個人で週三で来たい。



私は終始幸せそうな顔で食べていたと、後々コナンくんが語った。

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