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195Q ページ7

Aside



「おかえり緑間君、頭熱くない?」

「大丈夫だ」




ふうっとため息をつき、和ちゃんを始末して元の席に座る緑間君。

楽しくやってるみたいで良かった。




「…俺、思ったんスけど。Aってどうして緑間っちだけずっと君付け呼びなの?」

「え…なんでだろ」




涼太に、さっきまでもんじゃを食べていたヘラを向けられながら問いかけられる。

そういえばそうだな…黒子は黒子だし、火神は火神、涼太は涼太で…和ちゃんだって、あだ名で呼んでる。




「…緑間君、何て呼べばいい?」

「なっ」




首を傾げ、問うと緑間君は俺をじっと見て目を逸らした。




「…別に、なんでもいい」

「緑間っちが照れてる!気持ち悪い!」

「黄瀬黙れ」




涼太は緑間君に足を蹴られたのか、いて、と言葉を漏らした。

緑間君は、緑間君だからなぁ。中学時代から、普通に仲良かったけど…。




「じゃあ、んー…真くん…とか?」

「…」

「だめ、かな」

「…いや、いい」

「!ありがとう」




そっぽを向かれたが、いい返事を貰えたのでおもわず頬が緩んだ。

あらためてそんなことをいうのは、なんだか恥ずかしかったけど、言ってよかった。

その時周りが笑ってたことについては気にしないでおこう。


それから火神が呪文のように頼んだお好み焼きを食べ切り、真くんと涼太は驚いていて、そろそろ時間だし帰ろうかということになった。


そんな時、真くんは火神に忠告してやる、と口を開く。




「東京にいるキセキの世代は俺ともう一人、青峰大輝という男だ。決勝リーグで当たるだろう。そして、奴はお前と同種の選手だ」




青峰、か。

青峰が行った高校は桐皇学園。


…俺の兄が、蘭がいるところ。




「はあ?…よくわかんねぇけど。とりあえずそいつも相当強ぇんだろ」

「…強いです。…ただあの人のバスケは…好きじゃないです」

「……」




黒子の言葉に、俺と涼太は無言でジッと黒子を見つめる。




「…フン。まぁせいぜい頑張るのだよ」

「…緑間君!また…やりましょう」

「……当たり前だ。次は、勝つ!」





そう背を向け、真くんは店を出た。


…次は決勝リーグ。



相手は桐皇学園。


…あそこは、凄く、凄く強い。


.

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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます!お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです!続きが気になります!頑張ってください! (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…!!頑張ります!!! (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです!!もう何回も読み直してます!応援してます。頑張ってください!!!! (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです!多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ! (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年11月2日 20時

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