２３５Ｑ ページ47
Aside
「長崎君、どうしたんですか。そんな…降旗君に近づいて」
「長崎が馬鹿みたいに怖がりで俺に引っ付いてんの！！」
「え」
今だにうっすらと目を開けている俺に、黒子はビックリしたように声を漏らした。
「…そんなこと、知らなかったです」
「もしかしてさっき歌も下手！！っていてたの長崎か？」
「木吉さんまで、」
いたんかい。と下に視線を下ろすと、木吉さんの手元には恐ろしいお面が。
「ひぇ」
「長崎ぃい！？倒れるなっ！お願い！いいのか！？火神みたいな運び方で運ぶぞ！！」
降旗がそう叫んだので、ぐっと足を踏ん張る。
飛ばしかけた意識を取り戻し、ごめんねとしっかり降旗に謝った。
でもなんでそんなおめん持ってんだよ、なんでこんな廃墟と組み合わせて怖いおめん持ってんのこの人は。
うぅ、と頭を抑えて俺たち四人…伸びている火神を合わせて五人はエントランスホールへ向かった。
するとなんだか皆さん揃っていて、何故か監督のお父さんの景虎さんまでいた。
ここまで人がいると恐怖心も薄れてきたので、降旗から離れる。
「でっでも！俺は人魂も見たんだぞ！青白い光がこう…闇の中に浮かんでた！！」
「人魂ならボクも見ましたよ」
「マジ！？って黒子！？」
日向先輩の怯えたような声で言った言葉に黒子が音もなく会話に入る。
人魂？嘘だろ、ともう一度降旗の袖を掴んでいると景虎さんがそれは俺だと言った。
携帯の光なんだって。ほ、ほらそうだよね。
皆が体験した心霊現象は全部景虎さんが原因だった。あと何かが崩れた音も、景虎さんが床を踏み抜いた音だった。
まあ火神が伸びているのは木吉さんのせいらしいけど。
最後は監督をずっと外に待たせていたことを景虎さんにバレ、皆正座して説教された。
正直説教の方がマシで、安心して泣きそうだったのは秘密だ。
＿＿＿
ReplacePLUS二巻の内容を入れてみました！！
ラッキーアイテム
長崎君の枕
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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます！お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (
レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです！続きが気になります！頑張ってください！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…！！頑張ります！！！ (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです！！もう何回も読み直してます！応援してます。頑張ってください！！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです！多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年11月2日 20時
