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234Q ページ46

Aside


「いや、いやいやいや、だって見た目的に長崎いける人じゃん!いつも冷静じゃん!!」

「マジでこういうのは無理。お化け屋敷とかホラー映画は大丈夫だけど、ほんと、こーゆマジなのは。だって物理攻撃効かないじゃん…!」

「いきなり物騒だなっ!」




無理なものは無理、と目を瞑ればおいぃ!と叫ばれた。
叫びたいのは俺の方だ、いや降旗も叫びたいよね、次は俺も叫ぶから安心して俺を案内してください。




「目は開けて!目は開けて!」

「開けてる、開けてる」

「……開けてない!!」



一瞬開けた。普段瞬きする回数が目を開ける回数になっているだけ。

もしガッツリ開けて見えちゃったらどうするんだ。
降旗守って、実在する輩が出たら俺が守るから、その、霊的なにかからは守って俺をっ。




「長崎のバカヤロォオ」

「バカヤロウでいい、いいから早く進もう」

「だから目は開けて!!」




うっすらと目を開けて、降旗の肩を強く掴んで移動する。
情けないのはわかる。分かるけど、ほら、死ぬかもしれないからさ。

早足で急いで指定された所へ行く。
筋肉痛とか知らない、恐怖の方が勝っている。それほど俺は実態のないものが嫌いだ、さっきも言ったが倒せないから。

するとどこからか何かが崩れるような音が響いた。
二人肩をビクリと揺らし、顔を見合わす。




「足動く?降旗」

「う、ごく。痛いけど」

「なんか俺、動かないかも」

「気のせい!!それ気のせい!!大丈夫!動く!こんな長崎見たくないからいつもの長崎に戻って!!」

「そんなこと言われたって困るっ、俺のことどう思ってるの!?」

「何も恐れぬ完璧人間!!」

「残念ぜんぜん完璧じゃないです!!歌も下手です!!」

「その情報今言う!?」




ギャンギャンと吠え合っていると、近くで間抜けな悲鳴が聞こえてきた。

何か出たのかと思わず降旗の腕に自分の腕を絡めて接近する。
降旗はそんな俺を引き離そうとせず、落ち着けと宥めてくれた。



「あれ、長崎君に、降旗君?」

「く、黒子ぉ?」



そこの角から出てきたのは懐中電灯を持って、両脇には誰かの足を抱えている黒子が居た。

その足の先を降旗が持っているライトで照らすと、そこには火神が失神していた。


.

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長崎君の枕


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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます!お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです!続きが気になります!頑張ってください! (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…!!頑張ります!!! (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです!!もう何回も読み直してます!応援してます。頑張ってください!!!! (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます!出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです!多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ! (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年11月2日 20時

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