２１２Ｑ ページ24
Aside
「そうか、そこで勝てば…」
「最後のチャンスだぞ」
「今までも必死だったけどな
これで冬も駄目だったら、全裸やるぞマジであの女は」
日向先輩の言葉にみんな体を震わせる、もちろん俺も全裸告白を勝手に頭で想像して、サーッと血の気が引いてきて、自然と降旗君とお互いの身を寄せた。
「つーわけで、また今年は終わってねぇ。むしろこれからが本番だ」
「けどIHと同等レベル…だろ？」
「やっぱ正直…、キツい…よな」
「それなんだけど日向君。もうすぐ帰ってくるわ、鉄平が」
「……え、マジ？」
きっとこのもの言いだと、その人は強いんだろう。
そして日向先輩の顔から察するに、癖の強い人なんだろう。
テッペイ…、どこかで聞いたことがあるけれど、どこで聞いたか忘れた。
ザ、日本人男児の名前は逆に珍しくて、結構絞られると思うんだけど…。どこだっけな。
「心強い…けど、こりゃあ。ちょっと色々あるかもな」
「あの、鉄平さんって誰ですか？」
「ああそっか、一年はまだ会ってないか。ウチは七番いないだろ。そいつの番号なんだ、
「えっ…」
俺の質問に、伊月先輩が答えてくれた。
誠凛のエース、ってことは実力は確からしい。でも、なぜ今いないんだろう。
この日はもう体育館を閉めなくては行けない時間となったので、鉄平さんの詳しい話はされず、解散となった。
そしてそのまま一週間が過ぎた。
火神は怪我で二週間安静で、バスケが出来ない状態だったので部活に来なかった。
いや出来なくても見学には来いって思うけど、教室で見るあの顔は何かに悩んでる顔だったから、何も言えなかったんだ。
「火神について、黒子か長崎なんか知らないか？」
練習が終わり、着替え室でそう言われたが俺はよくわかんないですとだけ答えた。
黒子は喋ってない、と。
まあ黒子は自分からあまり喋らないし、今の火神は喋りかけ辛いから余計。
先輩たちは、火神の異変だけでなく、黒子の異変にも気づき始めた。
火神も黒子も、何か、すれ違っているような気がするのだけど、それすらも俺の思い違いなのだろうか。
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ラッキーアイテム
長崎君の枕
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こたきんぐ(プロフ) - Lawさん» ありがとうございます！お待たせしました…、がんばりますっ (2020年5月24日 10時) (
レス) id: f2404a4c45 (このIDを非表示/違反報告)
Law - とても面白いです！続きが気になります！頑張ってください！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: 6c5845ecc3 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れすれさん» ううありがとうございます……続編までしばしお待ちください…！！頑張ります！！！ (2020年3月11日 9時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れすれ(プロフ) - とても面白いです！！もう何回も読み直してます！応援してます。頑張ってください！！！！ (2020年2月24日 9時) (レス) id: de6337fd23 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» ありがとうございます！出来るといいな…。手作りいいですねぇ、私も手作り食べたいです！多めに買うのあるあるですねw続編は少々お待ちをっ！ (2020年2月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年11月2日 20時
