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Aside
「一人で大丈夫か?」
「はい、大丈夫ですよー」
ラーメンを食べ終わり、帰り道。
三人と私の帰り道は途中まで同じだったが、少しすると分かれ道になり、その時毛利さんが夜遅くに女一人で大丈夫かと心配してくれた。
多分大丈夫、降谷や沖矢さんみたいなパワーゴリラみたいな人が現れない限り私は大丈夫。
「Aさん」
「なーに?」
コナン君に名前を呼ばれたので、視線を合わせるためにしゃがみ込み、にっこりと笑う。
するとコナン君は自分の携帯を取り出し、トークアプリを開いてQRコードを見せてきた。
「連絡先、交換しよう」
「え」
「いいから」
何がいいんだコナン君、と思いながらも私はプライベート用の携帯を出して、コードを読み込む画面を出し、大人しく交換された。
「僕たち、結構付き合い長いのに交換してなかったなって」
「それもそうだね」
「消さないでよ、この連絡先」
「コナン君の?そんなの消さないよ意地にでも」
「僕のもだけど、自分自身のも。故意に、消さないで」
コナン君は約束だよ、何て言って笑った。
彼はどうして私が消えることにそんな警戒しているのだろう。
この前二人で話した時も、帰りにいきなり消えることは許さない的なこと言ってきたし。
嬉しい事には変わりないのですが。
私は笑って頷き、三人と別れた。
暗い道を1人歩く。
電灯はあるけれど、暗いことには変わりない。
肌に触れる風は冷たくて、思わず身震いする。
「さっむー」
ホットコーヒーでも飲みたいなぁ、と私はそのままコンビニによることにした。
自動販売機で缶コーヒーを買うのもいいけれど、コンビニの方がコーヒーの種類はあるからさ。
あなたとコンビニ、で有名なコンビニに寄って、私は微糖の缶コーヒーを買った。
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さち - おもしろくて続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年4月6日 16時) (レス) id: a3a6f8d111 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなさん» はじめまして!ありがとうございます(/ω\)私生活に落ち着きがもう少しでできるので、がんばって、更新します! (2019年3月15日 12時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - はじめまして!一気に全部読んでしまいました!とてもドストライクなお話で素敵すぎて大好きです!!更新とても大変なことだとは思いますがこれからも応援しています♪ (2019年3月15日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - れさん» ありがとうございますっ!近いうちに更新させていただきます!頑張ります! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
れ - 全部一気にみちゃいましたら!凄いおもしろいです!待ってます、つぎの更新! (2019年1月20日 19時) (レス) id: de813ae323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年9月8日 14時