184Q ページ45
Aside
「ね、長崎君ってさ、不思議だよね」
「…そう?」
ついてきたかと思うと、俺を追い抜き前に立ちふさがる高尾君。
多分、俺に何か話したいことがあるのだと理解し、素直に足を止め笑みを浮かべる。
「だって、あの真ちゃんが気に入ってるんだぜ?なんかした?」
「特にしてないよ、…ただ、大切な友人ってだけで」
俺の返事に高尾君は目を細め、ふーんっと口角を上げる。
「長崎君、早速だけど長ちゃんって呼んでい?」
「な、長ちゃん?いいけど…」
「いっやー、友達になりたくてさ!真ちゃんのあの態度、絶対君いい人だし、面白そうだし。今から戦うけどさ!友達になってくれる?」
「うん、勿論。じゃあ俺は高ちゃんって呼ぼうか?」
「和ちゃんでもよき!」
「じゃあ和ちゃん」
最初は戸惑いつつも、いつも通り会話を進めているとなんだか仲良くなった。
人と仲良くなって損はないし、彼、いい人そうだし。
テンションは高いけど、このくらいの人が友人だったら普通に楽しいと思う。
彼の流れに持って行かれがちになりそうだけど。
「じゃ、また試合でな!長ちゃん!」
「またね、和ちゃん」
フリフリ―ッと手を振り別れる。
友達だからと言って手は抜かない。
手なんて抜けない。
相手は秀徳だ、きっと緑間君だけじゃなくて、和ちゃんも他の人も強い。
控え室に戻って少しすると、俺がスターターの中に入っていることを告げられた。
…秀徳か、なんだか少し緊張してきた。
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京香 - 面白いです (3月15日 18時) (レス) @page3 id: 5d3db323b9 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - 沙也加さん» た、確かに!?長崎君の顔の広さを表現したすぎてうっかりしてました…ありがとうございます!!これは気になる!!お恥ずかしい! (2021年12月27日 0時) (レス) id: 3277e9d770 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - 169Qで「仲の良いラグビー部の二つ上の先輩を見つけた」という言葉なのですが、誠凛高校は、創立2年なので、2年生までしかいません。細かくてすみません。気になってしまって(^_^;) (2021年12月26日 22時) (レス) @page30 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 141話の「心臓が死にそう」は「心臓が止まりそう」では? (2019年2月15日 10時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - はなにゃーさん» え、そんなこと言われたら嬉しすぎますよっ!?ありがとうございます、これからも頑張らせていただきます!! (2018年10月28日 20時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時:2018年8月3日 13時