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44Q ページ46

Aside



「桃井さんって、青峰君と幼馴染みとかそういうの?」

「えっ、うんそうだけど…どうして?」

「大ちゃん、ってさっき呼んでたし…。他の人と喋っているときより緊張してなかったから、かな。」




そう俺が言うと、少しシンとしたその場。

あれ、俺またなんか変なこと言ったのかな。




「ご、ごめん、変なこと言ったかな。」

「…いや言ってないよ長崎。君はやっぱり人を良く見ているね。」

「あはは、ありがと。」

「ちょっとした情報しかなかったけど、赤司君が言った通り長崎君は観察力があるんだねぇ。」

「情報?」




何の情報だろ、と思わず首を傾ける。

俺の情報なんて、クソほど役にも立たないだろうし…それは言いすぎか。




「桃井は情報集めが得意なのだよ。」

「へえ、凄いね。例えば俺のどんなこと知ってるの?」

「えっとね、長崎君の友好関係とか、全てではないんだけどね?あとどんなバスケのプレースタイルだとか。」




そうなんだー、と俺は答えて笑う。

どんなことを知られているんだろうと思い聞いてみたら、結構プライバシーに関係ありそうでちょっと不安なんだけど。

大丈夫かこれ、桃井さん、その資料絶対なくさないでね。




「あ、そうだ。なっちゃんって呼んでいい?」

「え、え…、なっちゃん?」

「お友達の印―!なーんて。私も適当に呼んでいいから、ね?」

「…じゃあさっちゃんで。」




うん、わかったと笑う彼女に俺はニコリと微笑む。

なっちゃん、だって。初めて言われたよ。




「長ちんさぁ〜、今日お菓子持ってないの〜?俺お腹すいたんだけど。」

「紫原、長崎に言っても無意味なのだよ。というかさっき何か口にしていただろう。」

「まいう棒はもう俺の胃の中だし〜。」

「はは、手持ちはこれしかないかな。」




俺はカバンをあさって、まだ封を開けていない『たべっぷりどうぶつ』というクッキー菓子を紫原君に渡した。




「えーいいの〜?」

「いいよ、遠慮しないで。」

「長崎、紫原を甘やかしてはいけないよ。」




そう赤司に言われたが、紫原君はもぐもぐと食しているのでもう遅い。


いつもお菓子食べているからこんなに身長が大きいのかなぁ。


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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます!頑張ります! (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では? (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています!頑張ってください! (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたきんぐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/  
作成日時:2018年4月3日 13時

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