４３Ｑ ページ45
Aside
「…ねぇねぇ赤司。」
「ん？」
俺は赤司の肩をたたいて、目配せで青峰君のことを伝える。
彼がこっちに来たそうに見てるよーって。
「…あぁ。…青峰！」
「お、おう？」
青峰君はいかにも興味ありませんよーと言いたげな顔をしながら俺らの輪に入ってきた。
なんだ、ピュアなのか彼は。
「こんにちは、青峰君。長崎Aです。」
「俺は青峰大輝…、その…お前結構強―んだな！！俺と１on１しようぜ！」
「え、えぇ？」
思わぬ返事が返ってきたもので、少し戸惑っていると、俺の後ろから 大ちゃん！ という可愛らしい声が聞こえてきた。
「もー！いつもいきなりすぎるの！えっと長崎君ごめんね、コーチが言ってたんだけど、結果は明日わかるって言ってました。」
サラリと桃色の長い髪が風になびく。
この子だ、この子。蘭には絶対知られたくない可愛い子。
…蘭に知られたら絶対この子危ないし。
「明日、ね。了解しました。…君はマネージャーさん？」
「あ、そう！私マネージャーの桃井さつきです、よろしく。」
「うん、長崎Aです、よろしく。」
にこりと笑って、俺は桃井さんに挨拶をする。
桃井、さつきさんね。
なんだかこの子、嫉妬されそうな見た目してるなぁ。
「長崎君、多分君は合格すると思うよ。」
「ははは、ありがとう。でもまだわからないよ。俺より上手い先輩いっぱいいたし…、でも昇格できたらいいな。」
「ふふ、そりゃぁ絶対とは言えないけど。
今日実は監督が来てたんだって、コーチが言ってたの。それでその監督が君のこと、注目してたみたいだよ。」
桃井さんは嬉しそうに笑って俺を見る。
自分のことではないのに、こんな些細な他人のことを想ってくれる彼女はきっと、優しい子なんだろう。
「え、監督来てたのか？」
「うん、来てたんだって。」
「え、どこ。」
「帰ったって。」
「マジかよ。」
青峰君と桃井さんは仲良く喋っている。
そういえば桃井さん、さっき青峰君のこと『大ちゃん』って呼んでたっけ。
何なんだろ、幼馴染みとか？
．
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小動物もふり隊 - 凄く良いお母さん (2020年5月26日 11時) (
レス) id: 7205007716 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - アオさん» そうですありがとうございます！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
こたきんぐ(プロフ) - ルイナさん» 遅くなりましたが(もう見てるかわからないけど)ありがとうございます！頑張ります！ (2019年2月14日 19時) (レス) id: 4d87c6d951 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あの、43話の「目配らせ」は「目配せ」では？ (2019年2月14日 12時) (レス) id: 9dc9d79e7e (このIDを非表示/違反報告)
ルイナ(プロフ) - 面白いです続きもとても楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年6月30日 12時) (レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こたきんぐ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kotakinnhu/
作成日時：2018年4月3日 13時
