☆20 ページ20
20
ｰ神山sideｰ
Aちゃんが今にも倒れそうな顔で教室を出てった。
心配やな…
智｢ごめん、俺ちょっと行ってくる｣
望｢あっ、うん…｣
なんか無性に心配になって後を追っかけたら…
階段の方へフラって倒れてくAちゃんが見えて。
智｢Aちゃん！｣
気づいたら叫んで、抱きしめてた。
Aちゃんの顔は真っ赤で体も熱い。
急いでお姫様抱っこして保健室に運ぶ。
腕の中に居るAちゃんは細くて、小さくて、びっくりするくらい軽い。
守りたくなるってこういう感じなんかな
でも、こんな軽くて俺より小さいのに、俺よりバスケ上手いのはちょっと嫉妬
*
保健室の先生はおらんかったから、勝手にベッドに寝かせて布団をそっと掛ける。
俺は近くにあった椅子を持ってきて傍に座った。
白い肌を赤くして、いかにも辛そうやけど、なんか綺麗に思えた。
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…
望｢神ちゃん！｣
智｢うわっ、えっ、あ、のんちゃん？｣
望｢A大丈夫？｣
智｢おん。今は寝とるわ。｣
望｢熱？｣
智｢うん。かなり高い｣
濱｢心配やなぁ｣
智｢えっ、濱ちゃん？！｣
流｢ほんまやなぁ｣
智｢うお、流星？！｣
昨日遊んだメンバー勢揃いやん
もう皆Aちゃんに夢中なんやろうな笑
まぁ…俺もやけど…
流｢あ、俺部活や。行ってくるわ｣
濱｢おー。あっ、望、俺らも先生に頼まれた用事あるやん｣
望｢もうそんな時間？行きたくない！Aと一緒におる！｣
濱｢俺も一緒に居りたい！｣
智｢おいおい笑 大丈夫、俺居るから安心して行っておいで。｣
濱｢行きたないけど先生に怒られる！のんすけ、行くで。｣
望｢嫌やぁぁぁ｣
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…ﾊﾞﾀﾝｯ
賑やかやったなぁ笑
『うぅ…』
智｢Aちゃん！？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Reo* | 作成日時：2019年7月5日 16時
