人生やり直したいなぁって思ったけど、転生は望んでないです。 (ページ33)

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31話ページ33

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「なんでなん！？」

「仲ええやん、今も！！」

まあ、確かにフリの付き合いはやめようってなった。

「俺、フリでAと付き合うとか嫌や。付き合うんならホンマに付き合いたいねん」

「なら別れるか。もう中学生なるしちょうどいいね」

「俺は多分、ずっとAんこと好きやと思う。やから、今のAの中で俺が1番なら、俺を超えるやつに出会うことなかったら」

“ 俺と付き合うてや。“

ということでして。

「俺がAのこと好きでも、Aが俺のこと好きやないんなら付き合うのは嫌や」

「別に嫌いってわけじゃないんだけどね？」

「Aの俺に向ける好きは、恋愛感情の好きやないやん。友達として好きってやつやんか」

「うん、まぁ、そうなんだけどさ」

こんなに治に好かれるとは思ってなかったし、多分侑も好意は持ってくれてると思う。

治と双子だから何となく。

心夢としーたんは信じられないといった表情で、首をブンブン横に振っていた。

お前ら、実は双子だろ。

「治くんが健気すぎる」

「私はー？」

「治くん、いつか幸せになってな」

「だから、私は？」

こいつらまでも私の扱いが雑になってきている。

最悪だ。

「彼方～、皆が私をいじめる～」

「Aをいじめたの誰」

近くに来た彼方に抱きつくと、彼方の顔が黒笑に変わる。

怖いわ、彼方くん。

そんな子に育てた覚えはありません！

「彼方、冗談だよ冗談」

「．．．なんだあ、冗談か～。でも、本当だったら殺しもんだけどねぇ」

その脅しやめよ？

治も固まってるよ？

「Aのこと好きなんて言うんなら、Aのこと守んないと許可出さないからね？」

「おん。Aは俺が守るから心配せんでええよ」

本人の気持ちを尊重しましょ？

守るて．．．昔、駄菓子屋のお姉さんに護身術教えてもらったから、多少の技は繰り出せるよ。

自分の身は自分で守る。

「何なん、皆で俺を仲間外れか！？」

ここにめんどくさい奴がいるんですが、やってきましたが、どう対応致しますかね皆さん。

「侑くん、そんなわけないじゃんか～。Aが絡まれてたから心配で来たら集まっちゃっただけだよ。さ、クラスに行こーねぇ」

彼方グッジョブ。

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