□ ページ2
・
「…お前は何で呪術師やってんの?」
『俺?』
唐突にそんな事を聞かれたので頭を捻ってみるも特にこれと言う理由は無かった。
しかし、脳裏に浮かぶ悟や傑などの子供達。
『少しキザかもしれねぇけど…誰かと笑える未来が欲しいから、守りたいから…かな』
少し恥ずかしくて煙で誤魔化す。やっぱ変だったか。
「俺の未来は守ってくんねぇのな」
『…なんか言った?』
「いや、何でも…そういやそろそろ進路決めなきゃだろ」
『なんで知ってんだよ』
いやまぁ虐げられてるとはいえ禪院家の息子。軽い情報くらいは耳にするだろう。
『進路かぁ……』
このまま呪術師やるのもありだしいっそ一般人に……いや、それは難しいかぁ…だって明らか年を取らない年齢おかしい人がいたら不審がるもんね…
まぁ家系も家系ですから、完全に抜け出すとなったら全員を…ってなるんだけど母様や親父がいる限り俺にはできない。
『甚爾、お前は自由に決めていいんだぞ』
「は?」
俺の話をしててふと思った事。コイツはずっと下に見られて使用人の様に扱われた。
『あの中で廃れていくのがお前にとっては正しい生き様なら文句は言わないけど…俺は少なくとも見てらんないね』
「…自由ね…………もし、俺がそれを望んだらお前は手伝ってくれたりするか?」
『金さえあれば』
「…現金な奴…わぁーたよ。金は用意する。今すぐ……は無理だけどな」
『おっしゃ名指し依頼キタコレ』
コイツに俺を扱う権利はない!とか禪院の奴らは喚くだろうが誰の依頼を受けるか決めるのは俺だ。
お前らが選んでるんじゃないから。勘違いされてるけどさ。
100人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わたし(プロフ) - 更新!待ってます!!!好きです!! (9月3日 23時) (レス) @page21 id: 2b3cd5dcd8 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - 最高でした!!次の更新楽しみにしてます (2021年11月10日 6時) (携帯から) (レス) id: 63a416050e (このIDを非表示/違反報告)
水泳進化人(プロフ) - めっちゃ好きです。応援してます!!!!! (2021年10月18日 9時) (レス) @page15 id: ddf2ca19b2 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ナツナさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?後、夢主ちゃんは女性ですか? (2021年10月13日 23時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナツナ | 作成日時:2021年9月30日 19時