【刀剣乱舞】審神者と超生物と刀剣とＥ組と【暗殺教室】

観光の時間 ページ10

一日目は、旅館で荷物を置いて終わり、今日は二日目。

杉野「でもさぁ、京都に来たときぐらい、暗殺のこと忘れたかったよな」

杉野君が言う。

杉野「良い景色じゃん。暗殺なんか縁のない場所でさ」

渚「そうでもないよ、杉野」

そう言って、潮田君は進路を少し変えた。

渚「ちょっと寄りたいコースあったんだ。すぐそこのコンビニだよ」

すぐそこ……？

ああ、近江屋か。

陸奥守……2010年、連れてきたかったよ……きっと喜んだだろうに。

奥田「坂本龍馬って、あの？」

カルマ「あー、1867年、龍馬暗殺、『近江屋』の跡地ね」

渚「さらに、歩いてすぐの距離に本能寺もあるよ。当時と場所は少しズレてるけど」

杉野「……そっか。1582年の織田信長も、一種の暗殺か」

うぅ……薬研、宗三、長谷部、不動……

やめてくれ！近江屋とか本能寺とか、泣きそうになる！

普段は気丈でも、たまにフッと見せる悲しそうな顔が……

ってか、それ以前に、ホームシックになりそう。

渚「この僅か1kmぐらいの範囲の中でも、物凄いビッグネームが暗殺されてる。知名度が低い暗殺も含めれば数知れず」

そう言って、潮田君は一息置いた。

渚「ずっと日本の中心だったこの街は、暗殺の聖地でもあるんだ」

杉野「なるほどな。言われてみれば、こりゃ立派な暗殺旅行だ」

カエデ「次、八坂神社ね！」

カルマ「えー、もーいいから休もうぜ。京都の甘ったるいコーヒー飲みたいよ」

誘拐の時間→←乗車の時間　二時間目

ラッキーアイテム

カルマ「今日は対殺せんせーナイフだってさ」

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