帰還の時間 ページ37
Aside
けたたましい電子音で目が覚める。
誰だよ、せっかくの休日に。
そう思って携帯を見ると、母からの電話だった。
A「もしもし」
[あ、もしもしー]
電話の向こうから、気の抜けた母の声が聞こえた。
[そっちに、青江さんと千子さんと亀甲さんと包丁くんがいるでしょう]
A「え、うん」
[やっと帰る準備出来たから、そっちの準備が出来たら返してちょうだい]
ああ、やっと直ったんだ。
[まあ、仕事サボりたかったからわざと壊したやつなんだけどね〜]←
A「えっ……」
[そんじゃあ、またね〜]
一方的に電話を切られた。
こんなんがトップ成績でいいのか、2205年日本政府。
私の母は、何と言うか……
本当にマイペースな人だ。
私はしばらく呆然とその場に立っていたが、眠い目を擦り、皆を起こしに行った。
A「ってことで、そこの4名がやっと帰ることになりました」
朝の食卓、全員に向けて発表した。
光忠「やっと11人分も料理しなくてよくなるんだね!」←
闇を孕んだ笑顔で、光忠は言った。
あ……お疲れ様です……
昼頃、準備が出来、四振りを送り出す時間になった。
包丁「あーあ。結局、平成の人妻には会えなかったなあ」←
亀甲「ご主人様、また、いつでも僕を呼んでください!最後に足蹴に『しません』そういうつれない態度もゾクゾクするよ」←
村正「huhuhu……最後に脱ぎ『脱がなくていいって』そうデスか……」←
相変わらずだな……
最後に、部隊長である青江が私の前に出てきて、礼をした。
青江「それじゃあ、また」
『うん。また』
そう言って手を振ると、四人の体が光に包まれていく。
光がおさまった頃には何も残っていなかった。
A「嵐が去った……って感じだね」
鶴丸「安心するには早いがな」
いつからいたのか、鶴丸が笑って言う。
乱「本当だよ。この前、授業中の本校舎に遡行軍乱入してきて大変だったんだよ。ボクが見つかる前に排除できたからよかったけど」←
A「えっ、なにそれ初耳」←
和泉守「言っとくが、お前の知らないところで、俺らはたくさん時間遡行軍と戦ってんだからな」
A「ちゃんと報告してよ!」
ツッコミ終わった所で、私はうなだれる。
A「私、全然頼りにされてないなあ」
E-RI[大丈夫ですよ。私達の暗殺教室では、そういうことも含めて学べますから]
ポケットの携帯が鳴る。
A「そうだといいんだけどな……」
ラッキーアイテム
カルマ「今日は対殺せんせーナイフだってさ」
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ハクセキレイ審神者(プロフ) - Qたんさん» 待っててくれてありがとうございます!今後はもっと頻繁に更新しますよー! (2018年11月28日 17時) (レス) id: 4498fe7828 (このIDを非表示/違反報告)
Qたん - 続き★続き★続き (2018年11月18日 3時) (レス) id: 1e4cd3bd39 (このIDを非表示/違反報告)
ハクセキレイ審神者(プロフ) - 草食猫さん» コメントありがとうございます!返信遅れてすみません…。番外編ですか…考えておきますね! (2018年9月29日 12時) (レス) id: 4498fe7828 (このIDを非表示/違反報告)
草食猫 - いつも面白くて、更新が毎回楽しみです!小夜が本丸に来た記念日前の江雪左文字とか、めっちゃ気になりますw もしよければ、番外編とかありませんかね? (2018年9月16日 11時) (レス) id: 6ee39c9361 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶桜 - ハクセキレイ審神者さん» やっぱりこの作品大好きです!面白いし、話もしっかりしてて、変態組に翻弄される夢主面白いです! (2018年8月25日 18時) (レス) id: eb2d3ebf3e (このIDを非表示/違反報告)
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