【刀剣乱舞】審神者と超生物と刀剣とＥ組と【暗殺教室】

検非違使の時間 ページ33

そして翌日。

昨日、E-RI が意味深なことを言ってたし、ちょっと楽しみだ。

と、裏山を上ろうとすると、突如、禍々しい気配を感じた。

時間遡行軍……！

パッと見、短刀が2、脇差が4。

ヤバい、と思って携帯を取り出す。

が、それは、またもや突如現れた禍々しい気配によって止められた。

それは、目の前の時間遡行軍をいとも簡単に切り刻む。

高い身長に、全身を覆う具足。

時間遡行軍の紫色のそれとは違う、青い殺気。

両手に持った槍。

時間遡行軍よりもよっぽど高い戦闘力。

間違いない。

検非違使、長柄槍だ。


その強い殺気が、私の方を向く。

思わず後ずさった。

ここに堀川はいない。

刀剣男士すらいない。

誰もいない。

ヤバい、死ぬ。

本気で身の危険を感じ、逃げようとするが、恐怖で体が動かない。

検非違使が、私に近寄ってくる。

思わず、目を瞑った。

長柄槍「ダイジョウブ？」

突如投げ掛けられた心配の言葉に、思わず目を開けた。

検非違使、喋れんの？

いや、なんで心配されてんの？

色んな疑問が脳内を駆け巡る。

検非違使はそっと、私に手を差し伸べた。

罠とも考えられたが、なんとなく、その手を取ってしまう。

彼(？)の手をとって立ち上がる。

A「どうして……？」

反射的に疑問が口をついて出た。

長柄槍「ワタシタチ、アナタタチ、テキ。デモ、コンカイ、チガウ」

片言だったが、言わんとしていることは分かった。

まあ、私達審神者・刀剣男士陣営と検非違使陣営が敵対する理由は、

検非違使は歴史にあくまでも忠実で、歴史と違うふうに生き残った人間まで殺すのに対し、

刀剣男士陣営はそんな人でも出来るだけ生かしておくからだ。

だが、今回の任務は訳が違う。

死なないのだ。ほとんど、誰も。

つまり、検非違使と私達が敵対する理由は無い。

そういうことだ。

長柄槍「マタ、コッチ、クル」

そう言って、長柄槍は去っていった。


キーンコーンカーンコーン

本校舎から、鐘の鳴る音が聞こえた。

あれ、また遅刻した←

律イベント逃したじゃん←


結局、律がどうなったかはよく分からないまま、教室着いたら事は終着していた。

遅刻して先生に怒られたしな！検非違使のせいだぞｵﾗｧｯ！←

それにしても、あの長柄槍、『マタクル』って言ってたな。

うーん。帰ったら、みっちゃんに要報告だな。

グダグダの時間→←残念な神様の時間

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カルマ「今日は対殺せんせーナイフだってさ」

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