ゲームマスター side ページ2
？side
「チッ、悪霊がいっぱい寄ってくるっしょ…！」
全く、何なんだこの森は。俺っちはただ目的地に行きたいだけなのに。
これほどまでかというほどに寄ってくる悪霊。俺っちは
はっきりと、鮮明に見えるため相当な霊力が俺の身体を蝕んでいるのだろう。
生まれつき、この霊力や体質で幼少期からうんざりとする程人ならざる者を視てきた。
今でも現に、生者と死者の区別が判らない。はっきりと見えるせいだ。
何度、この体質を恨んだことか片手じゃ数えきれないだろう。
だが、それよりも目の前の尋常じゃないほどの悪霊たちを断ち切らなければいけない。
にっかりと笑う女の霊を斬ったと言われている、名刀にっかり青江に集中して再度構えなおした。強く握れば金属の音が鳴り不安げに鋒が揺れる。
襲い掛かってくる悪霊らを刃で受け流したり断ち切ったりしていると耳元で「後ろ」と囁かれた。なんだと思い後ろを向けばいつも俺の周りをちょこまかと動きまる幼き霊の少女だった。
そのまま少女が指をある方向へ向けたので出来る限りの範囲でその方向へと向く。さすれば、遠くのほうに大きな館が見えた。
……色々やっている間に、目的地に近い位置にいたようだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嘘つきピエロ - 更新しました (2020年12月13日 17時) (
レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - パスワードはそのままなのですよ。 (2020年12月10日 16時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 続編をつくりました。皆様、そこへ行ってくださいませ。 (2020年12月10日 16時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 多美さん» 畏まりました。少しお待ちくださいませ。 (2020年12月10日 16時) (レス) id: 8df5f9e8b1 (このIDを非表示/違反報告)
多美(プロフ) - あ、すみません。更新しようとしたら、もう話がいっぱいになってました。続編を作ってくれるとありがたいです。 (2020年12月10日 15時) (レス) id: aa7efa854f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
