さぁ…みんなで…〝コロシアイ〟しましょう？ー第二章ー (ページ30)

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そして諏訪部大和にはこんな言葉がある――。
「グランギル・マフィアを敵に回すのではなく、諏訪部大和を敵に回すな」と。諏訪部大和を敵に少しでも回した瞬間、生きては帰れないと思え――。
同僚からは「マフィアになるために生まれた女」と言われ、事実その通りで殺人を躊躇することがない。

彼等は絶望にくれた。
何故ならば世界の夜(闇)を仕切る、マフィアの頂点に立つマフィアの三大幹部のうちの一人がいるのだから。

だが、天月は一人落ち着いていた。小さくうなずく。
狂気的な笑みを浮かべ「グランギルの三大幹部の一人……楽しみだなァ」と呟いた。

「とりあえず。これ以上うち(グランギル・マフィア)を嗅ぎまわらないでくれるかな。処理が面倒くさいんだ。
ボスが言っていた。君の妹さんみたいになりたくなければ気を付けて、とね。把握してもらえると助かるよ。
こっちも、売り場を荒らされちゃかなわないから。君だって、折角何年もかけて育てた野菜を荒らされたらいやだろう？それと同じだよ。今回はボスの命令で目を瞑ろう。だけど――次は、生け捕りで拷問の末殺すからね。まあ、次、があればいいのだけど」

怯えている俺に一瞥を与え、改めて諏訪部大和は彼等のほうを見た。
諏訪部大和から一斉に外される目線。警戒心を高め誰もこいつに近寄ろうとしない。そんな中、諏訪部大和は「それもそうか、グランギル・マフィアの幹部だしね」自虐的に呟いた。

諏訪部大和の幼馴染と記載されていた――天音ひよも幼馴染がグランギル・マフィアの三大幹部を収めてると知り目を見開く。

そんな中、諏訪部大和はわざとらしく笑った。

「……まあ、改めまして。先程の自己紹介とは異なるけどこの子にばらされてしまったから。まあ隠すつもりはなかったのだけど。
グランギル・マフィアの三大幹部をやっている諏訪部大和――

どうぞ、宜しく頼むよ」

誰もが、希望を失い叫喚した。