Scorpio 【賢者の石】 (ページ11)

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ポルターガイストピーブズページ11

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歓迎会が終わり(人1)は双子のウィーズリー兄弟フレッドとジョージそれからクィディッチのチェイサーアンジェリーナと共にグリフィンドールの新入生たちの後ろを歩いていた

この集団の1番前にはグリフィンドールの監督生パーシーがいる

階段をのぼりまた階段をのぼったところで突然みんなが止まった

フレ『なんだ？』

｢きっとピーブズのせいよ｣

疲れた顔を隠してるようで隠しきれてない(人1)が顔を上げフレッドに答えた

パー『ポルターガイストのピーブズだよ』

パーシーの大きな声が聞こえた

｢ほらね｣

(人1)はまた顔を下にした

パー『ピーブズ、姿を見せろ』

風船から空気が抜けるような、大きい無作法な音がそれに応えた

パー『｢血みどろ男爵｣を呼んできてもいいのか？｣

ポンと音がして、意地悪そうな暗い目の、大きな口をした小男が現れた

杖の束をつかんで空中に漂っている

ピー『おぉぉぉぉぉ！かーわいい1年生ちゃん、なんて愉快なんだ！』

小男は意地悪なかん高い笑い声を上げ、1年生めがけて急降下した

みんなはひょいと身を屈めた

パー『ピーブズ、行ってしまえ。そうしないと男爵に言いつけるぞ。本気だぞ』

パーシーが怒鳴った

｢パーシーいいわよ｣

ジョ『え、姫どこ行くの？』

突然後ろから声が聞こえ新入生たちは道をあけた

｢ピーブズ｣

(人1)は少し大きめの声を出した

ピー『あれぇぇぇぇ！(人1)ちゃん！』

その声に気づいたピーブズは嬉しそうにした

｢愉快だなんて言ったけど私からしたら不愉快よ！もう就寝時間なの、あなたに構ってあげるほどみんな暇じゃない！｣

久しぶりの学校、初めての学校で疲れているだろうみんなのことを考え(人1)は早口で喋った

ピー『そうなのかい？それはごめんね！でもかわいい1年生ちゃんだね』

｢分かってくれればいいの、ありがとう｣

(人1)とピーブズのやり取りを見ていたパーシーは驚いた

パーシーの知っているピーブズは監督生の言うことは聞かず『血みどろ男爵』の言うことだけ聞くピーブズだ

(人1)に言われたならしょうがないと思ったピーブズは消えた

杖をネビルの頭の上に落としてから

パー『ピーブズには気をつけたほうがいい』

再び歩き出しながらパーシーが言った

ロン『今の人知ってる！僕の双子の兄貴がよく話してるんだ』

ハリー『そうなの？』