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俺はどうしても髭切を折ることも刀解する事も出来ないし、したくない…、
どうにかして髭切を助けたい、出来ることなら膝丸も……
何とかしないとと思いながら俺は中庭をウロウロと歩いていく
髭切の部隊だった刀に話を聞くにももう折れてしまいこの本丸にはいない、ならば膝丸と同じ部隊だったと思われる刀を探すことにした
アテもあるわけがないのに闇雲に探し回っていると安定と清光が何やら真剣な顔をして話し込んでいた
「おい、なーにやってんだ？」
「あ、主！？」「体調はもういいの…？」
驚かすつもりもなかったが背後から近付いてしまったせいで結果的には2人を驚かせてしまった
でも、2人はすぐに俺だと気づき心配そうに俺を見上げていた 何だか、進歩したな……
「おう、もうバッチリだ！
それよか、2人はこんなところで何してるんだ？」
「清光……」
さり気なくさっきの事を聞いてみると2人は顔色を変え、安定はどうしようと言わんばかりに清光を見つめる
清光は俺の服の裾を掴み真剣な眼差しをし
「主、話したい事があるんだ 一緒に来てくれない？」
当たり前だろ、俺はお前達の主だ
何でも聞くに決まってるだろ？ つまらない話でも、大事な話でもちゃんと聞くし受け止めるよ…
「俺と安定は数回だけも練度を上げるためにって膝丸の部隊に入れられて出陣をしたことがあるんだ
それで出陣をしている時に膝丸がこんなことを言っていて、【俺と兄者にはあの人間から身を隠すことができるとっておきの場所があるんだ 人間で言う秘密基地だ】って嬉しそうに言っていたよ」
「この事は誰かに話すような事でもなかったから黙っていたけど、今日主が髭切に襲われて倒れたって聞いて、この話が主の役に立てるのならと思って話そうか二人で相談してたんだ、」
俺は清光と安定に連れられ畑のある方へと向かった
本丸を囲うようにある森へ近付くと1箇所だけ分かりづらいが人が通れるくらいの隙間があった
その隙間を通り抜ける2人の後に続き俺も森の中へと入る
確か以前和泉守兼定がこの森には獣が多いから人間である俺は近づくなと言われてた
しかしまぁ、この2人が膝丸と同じ部隊にいたとはなぁ 探してるものって案外近くにあるもんだな！
「確か膝丸の話だとこの道を抜けると、あ、あった！」
清光の声で上を見上げると古く大きな蔵のようなものがあった
しかしその蔵からは不穏な気配が溢れていた
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せーさん(プロフ) - 九十九さん» コメントありがとうございます！ 主人公の性格が迷子になってることが多いですが生暖かい目で見守ってあげてください(白目) (2018年1月15日 22時) (
レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 夢主、ノリツッコミ上手いｗｗ (2018年1月15日 21時) (レス) id: 6ccd555bc2 (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【湊様】ご報告ありがとうございます！これからもよろしくお願いします☆ (2017年12月19日 21時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 失礼します！膝丸の髪色は薄緑かと...お話面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年12月12日 17時) (レス) id: ecb435e21b (このIDを非表示/違反報告)
せーさん(プロフ) - 【海猫ライアー様】ご報告ありがとうございます！さっそく直させてもらいます(￣▽￣;) こ、こんな駄作を面白いと言ってもらえるなんて(TT) ありがとうございます！ (2017年9月2日 0時) (レス) id: 67dd8b59a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せーさん | 作成日時：2017年1月21日 8時
